新型コロナウイルス肺炎で苦しむイタリアの状況と日本でできること

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2020/3/15現在のイタリア北部の新型コロナウイルスによる肺炎の状況

イタリア北部は中国武漢に続くコロナ蔓延中心地域(epicenter)になってしまいました。

感染者数17760人、死者数1266人と物凄い勢いで感染者と死亡者が増えていく状況です【1】

イタリアで起こっている状況は何なのか。日本でやらないといけないことは何なのか。海外の報道を調査してまとめてみました。

各国の新型肺炎での死亡率(Mortality rate)比較

ちょっと先ほどあげたデータとは引用元違いますが、分かりやすいデータサイト【2】からグローバルでの状況をまとめてみました。

こちらのデータから各国の感染者数をまとめました。

新型肺炎の感染件数(中国除く)

各国の新型肺炎感染者数

中国除いた、感染件数は現在このようになっています。各国の検査に対するスタンスが違うので正直なんとも言えません。

韓国やイタリアみたいに積極的に検査する国もあれば、日本みたいに積極的ではない国もあります。

ただし検査に積極的であることが、問題解決とは言えないようですね。

新型肺炎の死亡者数と死亡率(中国除く)

各国の新型肺炎死亡者数と死亡率

死亡率を見て明確にわかることですが、イタリアとイランが突出していますね。

イタリアは7%に近い値が出ています。現在、急速に感染者数と死亡者数が増加しており、第二の武漢といわれる状態です。

海外の報道から起こっていることがある程度わかります。

【3】ユーロニュースの報道によると、現地の病院で働いている方がこのように述べています。

If we understand the patient has a severe health issue to the point of having no chance [to live] and we need to give the bed or divert resources to someone who has more chances to survive, [then] this is a choice that — despite being ethically hard to accept — from a clinical point of view can be done to give the possibility to survive [to someone] compared to someone who would have zero chance.

患者に健康上問題があり、命を救うのが難しいと考えられる場合はその患者に使っているベッドや機器をより救命できる可能性が高い患者に使う必要がある。倫理的には認めがたいが、救命できる可能性が0の患者と比較して救命できる患者がいるという決定的な観点でから見れば、これはなされなければならない。

https://www.euronews.com/2020/03/12/coronavirus-italy-doctors-forced-to-prioritise-icu-care-for-patients-with-best-chance-of-s

コロナウイルスですが、【4】WHOによると約80%の患者は特別な治療は無くても回復するが、20%の人は重症化(Critical condition)します。

この場合のCritical conditionというのは人工呼吸器が必要な状況を指します。

治療方法としては人工呼吸器を付け、挿管を行うそうなのですが上述のようにリソース(機器)の不足から治療をあきらめざる得ない、もしくは治療すらされない状況のようです。

Unfortunately there is a disproportion between hospital resources, ICU beds, and critically ill people, not all are intubated," he said.

不運なことに、イタリアの病院のリソース(ICUベッドなど)は、病院ごとに差があります。なので全ての重症患者が挿管を受けているわけでは無いのです。

If a person between 80 and 95 has severe respiratory failure, you probably won't proceed. If he has multi-organ failure of more than three vital organs, it means he has a one hundred per cent mortality rate. He's gone now.

もし患者が80歳から95歳で気管に何らかの重大な問題がある場合、恐らく治療を進めないでしょう。さらに患者が3つ以上の重要な臓器にまで問題が発生している状況であれば、患者の死亡率は100%です。死んでしまいます。

https://www.euronews.com/2020/03/12/coronavirus-italy-doctors-forced-to-prioritise-icu-care-for-patients-with-best-chance-of-s

イタリアの死亡率の高さは、重症患者数が病院のキャパを超えてしまっているため、治療されない人が出てきているためのようです。

現在、イタリア政府は本問題を受けて、地元の人工呼吸器メーカーに人工呼吸器の増産を指示しています。

増産にあたり不足する労働力については、軍人をメーカーに送ることで対応するようです。【5】

ここから分かることですが、患者が病院設備のキャパを超えた場合、助けることが可能な人を優先して治療する(救命困難と判断されたら、治療終了)。

さらに、患者が増えてしまった場合は、そもそも治療さえされない状況に至るということです。

イタリアの状況から日本がやらないといけないこと

イタリアの状況から、海外の多くのメディアで第二のイタリアにならないようにするにはどうすべきか議論されています。

こちらの記事【6】でも書かれているように、行動を抑制して感染者の急増を抑えることが医療崩壊を防ぐ重要な手立てです。

当然ながら日本政府も理解しており、国民には不要不急の外出を控えること、37.5度以上の熱が4日続いたら最寄の保健所で検査するよう連絡しています。

不用意に病院に行くことが感染を拡大させるということを肝に銘じておかなければなりません。

引用

【1】 https://www.ccn.com/coronavirus-death-rate-soars-to-7-in-italy-is-america-next/

【2】 https://www.worldometers.info/coronavirus/

【3】 https://www.euronews.com/2020/03/12/coronavirus-italy-doctors-forced-to-prioritise-icu-care-for-patients-with-best-chance-of-s

【4】 https://www.who.int/

【5】 https://www.ft.com/content/5a2ffc78-6550-11ea-b3f3-fe4680ea68b5?fbclid=IwAR0QAUjtMGhCU7pvG_7ftrMUYnpLZY_GUZ9EZk7PeCbweUHQMDj3azmOzcE

【6】 https://www.businessinsider.com/coronavirus-advice-from-italian-doctor-to-us-doctors-and-hospitals-2020-3?amp

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