2025年度より英検準2級プラスの導入が決まった件について邪推してみた

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2025から英検2級と準2級の間に新級追加「英検準2級プラス」

英検でまた大きな変更があります。2025年から英検2級と準2級の間に新しい級が追加されます。

それが「英検準2級プラス」。

ちなみに最近は英検で大きな変更が結構起こってます。2024年度からは問題内容に大きな変更があります(以下解説記事)。

今回の新級についての理由ですけど公式見解は以下。

  • 確実にCEFRの「Independent User」に近づきつつあることを証明し、学習者の意欲や自信を高める
  • 準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する
  • 小さな成功体験の機会を提供することで、学習者のモチベーションの維持・向上を図る
  • 「高校生の学び」に寄り添い、高校2年生にふさわしい英語力が身につけられていることを客観的に示す
英検公式サイト

英検準2級を高1で取得、英検2級を高3(卒業時)に取得ってイメージになると、中がダレるから新しい級で勉強を頑張ってもらうってことらしいです。

準2級と2級のギャップはかなりあるので、その間を埋めるということは、まぁ分かります。

級間のギャップの目安になるのが合格に必要な語彙の量。

英検の各級の1次試験の語彙問題で満点取れるレベルが大体以下。

語彙問題で満点を取るための単語数
英検準2級3000語
英検2級5000〜6000語
準1級7000〜8000語
英検1級15000〜20000語

準2級と2級でも単語量2倍ですけど、準1級と1級も単語量2倍。追加で覚える量でいったら、英検準1級→1級のほうがはるかに多い。

なのに準2級と2級の間だけ新設。ということでなんで準2級プラスが追加になったのか邪推してみます。

【時代背景】少子化

少子化が叫ばれるようになって20年。政府の無策もあいまって少子化は加速度的に進行してます。

以下が出生数のグラフです。20年で約120万人から80万人と2/3になってしまいました。

人口推移
出生数推移

コロナ禍があったのは原因の一つにはなるかもしれませんが、このトレンドを変える事はできないでしょう。

少子化となれば、英検を受験する学生の数も減っていきます。20年後も同じペースで出生率が減り続けるとします。

そうすれば、若年層各年齢の人口は現在の2/3。それに引っ張られて受験者の多くが学生の5級〜2級の受験者数も2/3になるでしょう。

最近は英検の級別受験者数の内訳は公表されていませんが、10年前の級別データを使いざっくり推定してみました。

推定受験者数
現在→20年後(2/3)
受験料(現在)収益
現在→20年後
530万人→20万人3,900円12億円→8億円
445万人→30万人4,500円20億円→14億円
365万人→43万人6,400円42億円→28億円
準250万人→33万人7,900円40億円→26億円
230万人→20万人8,400円25億円→17億円
準17万人→7万人9,800円7億円→7億円
12.5万人→2.5万人11,800円3億円→3億円
受験者数と収益の推定

こんな感じで当たり前だけど、収益も約2/3になります。ざっくり46億円くらい減ります。

これは将来的に分かりきってることなので、先を見越して対策するのは自然ですよね。

準1級→1級の間に級を入れても、受験者が少ないのでうまみがない。準2級→2級であれば受験者数も多い。

ちなみに20年後に準2級プラスの受験者数が27万人と推定すれば、収益はざっくり26億円。

46億円の相殺は英検準2級プラスだけでは難しいですが、のこり20億くらいなら他の級の受験料値上げとかプロモーションで受験者数の減少抑制で何とかなりそうな気がします。

というのが、勝手な邪推でした。ようは「お金」ですね。

まとめ

少子化は手遅れなのは英検協会も分かってます。先々を見越して現実的な対策を入れてきたってことじゃないでしょうか。

英検の受験者のボリュームゾーンは3級なんですが、近いところで新級が入れられる場所ってなると英検準2級と2級の間になる。

そんな感じなんじゃないかなぁって思います。

個人的には英検1級を超える級を作ってくれれば勉強してみたいなぁって感じます。

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