英検1級の模範解答みたら、英作文が凄すぎてびっくりしています。あんなレベルの英作文を書かないといけないのでしょうか?合格レベルに到達するための考え方・勉強方法が知りたいです。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 英検1級のライティング(英作文)とは
- おススメの英検1級ライティング参考書
- 英検1級ライティング万能テンプレートと考え方解説
- 英検1級エッセイ添削サービスについて
- 管理人が書いた英検1級のエッセイ集
ページの最後に管理人が書いたエッセイ集(過去問+オリジナル問題)があります。長い記事にはなりますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
本記事の信頼性
- 30代元ブラック企業 理系技術者
- TOEIC950, 英検1級所持
- 旧帝工学部(学部・修士)
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\純ジャパ サラリーマンの独学英検1級勉強法/
本記事は前置き含め少々長いです。さっさとテンプレートが知りたいって人は以下のボタンをクリックしてください。
多くの方は英検1級を目指す時に初めて「エッセイ」を書くことになるのでは無いでしょうか。
私が大学入試を受けた時は、自由英作文みたいなのはありました。
でもエッセイというのはございませんでした。
エッセイというのは小論文という意味です。
日本の義務教育で習う作文に「起承転結」のルール・パターンがありますよね。
実は英語のエッセイ(小論文)もルール・パターンが決まっています。
ですから英検1級を受験するにあたり、特別にこのルール・パターン(テンプレート)を覚える訓練が必要があります。
とは言えそこまで特殊な訓練ではございません。
最近では、非常にわかりやすい参考書が旺文社以外からも出るようになりました。
そのような分かりやすい適切な参考書を買って、適切な質と量の勉強するだけ。
それがエッセイの訓練です。
今回紹介する内容ですが、私以外の方にも実践いただき効果を実感いただいています。
本内容が皆様の英検1級合格のお力になれましたら、幸いでございます。
それでは私のやり方をシェアさせていただきます。
英検1級のライティング(英作文)とは
英検の英作文(エッセイ)が初めて。
そんな方もいるかと思いますので、最初に英検1級の英作文がどのようなものなのか解説していきます。
英検1級のエッセイ・ライティング問題概要
英検1級のライティングは以下ような問題です。
●Write an essay on the given TOPIC.
管理人が受験した時の英検1級問題冊子より
●Give THREE reasons to support your answer.
●Structure: introduction, main body, and conclusion
●Suggested length: 200-240 words
●Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.
Any writing outside the space will not be graded.
日本語に訳してみました。
- トピックについてエッセイを書いてください
- あなたの意見を3つの理由をもとに書いてください
- 構成ですが、導入、理由、結論としてください
- 推奨200語から240語で書いてください
- 解答欄にエッセイを書いてください
- 解答欄以外の場所に書かれた部分は評価されません
一応200-240語は推奨っぽい書き方なんですけど、なるべく守ったほうが無難です。
減点の可能性があります。
特に文字数が少ない場合は、推奨から外れている以前に、エッセイ自体の中身もなくて「スッカスカ」の場合が多いです。
あと解答用紙の解答欄にはみ出した分は採点してもらえません。
解答用紙のサイズも大きいので、200~240語であれば問題なく書けると思いますが、念のため気を付けるようにしてください。
英検1級エッセイ・ライティング問題採点基準
英検1級のエッセイですが、4項目それぞれ8点満点、合計32点満点になっています。
得られた結果を850満点のCSEスコアに変換する方式です。
4項目はそれぞれ以下です。
- 内容: 課題で求められている内容が含まれているか
- 構成: 英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
- 語い: 課題に相応しい語いを正しく使えているか
- 文法: 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
1. 内容: 課題で求められている内容が含まれているか
課題に対して明確に意見を記載し、それをサポートする理由を分かりやすく書いているかです。
理由と主張のつながりが分かりにくかったりした場合は減点になります。
協会は英作文の内容に関し以下の注意事項をあげています。
- TOPIC(課題)に示された問いに答えていない
- 意見と矛盾する理由や説明がある
- 理由に対する説明や補足がない
- 関係の無い内容が含まれている
このような注意事項はいたって当たり前のように見えますが、試験の時にうっかりこれらのミスをおかしがち。
気を付けてほしいのは、上記に該当すると0点もあるということ。でも大丈夫です。
後ほど、当サイト流の英作文の書き方を紹介しますが、まずは理由を可能な限り多く日本語で列挙。
そして、結論と理由に矛盾が無いかを日本語で確認します。
最後に、その中から英語でロジックが組み立てやすいものを採用して書いていけば、0点になることはあり得ません。
2. 構成: 英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
1.にもつながってくる部分だと思います。
特にメインボディの終わりが、主張とつながるような分かりやすい書き方が求められます。
これは、テンプレートを使っておけば、大丈夫です。
3. 語彙: 課題に相応しい語いを正しく使えているか
当然正しい語彙が求められます。さらに大事なのが同じ単語をなるべく使いまわさないことです。
スペリングに注意しながら、可能な限り英検1級に相応しい単語を使っていきましょう。
英検1級に相応しい単語って何?と思う方のために過去問で使われた英単語のレベルをsvl12000を使って調べてみました(結果は以下グラフ)。
良く分からないグラフだと思うので結論言うと、究極の英単語4の単語を3-4つくらい使えば語い評価は満点近くなると推定。
詳しい英検1級英作文の語い調査については以下の記事にまとめましたので、興味があったら是非。
4. 文法: 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
英検1級の受験者だと、基本的な文法ミスってあまりしないと思われます。
特に大事なのが語彙と同じで、同じ文章構造を繰り返し使わないこと。
色々な言い回しを使って、表現するように心がけましょう。
英検1級ライティングの採点は甘い
4つの採点項目について解説してみました。この項目を使ってなるべく公平に客観的に採点しようとしていると思います。
が、正直採点は甘いです。
私の場合はスペルミスは少なくとも5個(5単語以上)やらかして、論点も少しずれた内容で25点いただいています。
(私の英作文例は後述します。)
他にも、英作文が初めてで、独学で2カ月勉強しただけだけど、25点取れた。とか
自分の英作文に全く自信はなかったけど、何故か満点が取れて1次試験を合格しちゃった。なんて結構います。
英検1級の英作文って聞くと、身構えてしまいますが、そこまでではないので安心しましょう。
英検1級エッセイの過去問トピック一覧
最近の英検1級エッセイ過去問トピック一覧は以下です。
(リンクになっているのは個別に私のエッセイとその解説を載せてあります)
2019年1回の課題なんて、2020年の新型肺炎の状況を考えるとなんとも言えません。
ある意味協会は予見できていてすごいです。
まさに今大きな大きな地球規模の問題になっています。
おススメの英検1級ライティング参考書
英検1級のライティングの参考書といえば、以下2冊が有名です。
- 最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇
- 英検分野別ターゲット英検1級英作文問題
結論から言ってしまうと、「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」がベストです。
ベストな理由は以下。
- 解説が合格レベルに見合う(旺文社の本は難しい)
- 例文が非常に豊富で出題パターンを網羅できている
- 例文の音源をWebからダウンロード可能で2次試験にも使える
1. 解説が合格レベルに見合う(旺文社の本は難しい)
これは非常に大事です。「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」の見本の文章は非常に分かりやすいです。
実戦で使いやすい構造の文章が多いです。しかも、このシンプルな文章で十分に合格するレベルなんです。
それに比べると、協会が出している模範解答と旺文社の参考書( 英検分野別ターゲット英検1級英作文問題 )は難しい。
あれは読めば文章自体は理解できます。が、試験の場であのレベルの文章を書けるようになるには、相当時間がかかるでしょう。
一般的な日本人学習者にとっては現実的では無いです。
あくまでもこのウエブサイトの指針は、短時間に最小限の努力で英検1級に合格するかです。
何度も言いますが、旺文社はレベルが高すぎます。
合格するレベルで現実的でかつ実践的である「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」のほうをおすすめします。
2. 例文が非常に豊富で出題パターンを網羅できている
「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」の優れている点は例文の豊富さと汎用性です。
ブロックと呼ばれるエッセイでいうMain Body(理由)の見本文が各テーマごとにあります。
それを組み合わせることで様々な英検1級のエッセイの課題に対応できるようになっています。
3. 例文の音源をWebからダウンロード可能で2次試験にも使える
音源があります。音源のリンクページはこちら
英検1級のエッセイはそのまま2次試験のスピーチに転用可能です。音声学習は、スピーチ練習の補助になってくれます。
とここまで長々書きましたが、結論は「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」一択。
とりあえず、エッセイ対策はこれできまり。取りあえずポチっておきましょう。
本書の詳しい解説と使い方は以下にまとめました。
>>【レビュー】ジャパンタイムズ 英検1級 英作文完全制覇【使い方解説】
英検1級ライティング万能テンプレートと考え方解説
当サイト推奨万能テンプレートの紹介をしていきます。その前に前提となるのがライティングの目標点数です。
結論を先に書くと32点満点中24点というのが現実的なエッセイの目標点数と考えています。
エッセイは採点官の主観も絡みます。なので、満点に必要な知識が明確ではないです。
満点を取る!とかみたいに無駄に目標が高すぎると挫折します。
採点官の主観にも耐え満点を取るエッセイを書きたいなら、それこそ英検1級専門学校みたいなところに行けばよいです。
だけど、合格だけが目標なら、そこまで時間とお金を投じる必要はありません。24点くらいなら、当サイトのテンプレート通りに書けば取れるからです。
あまり高みを目指さず、ある程度まで出来るようになったら受験してしまうのが大事。
本番の試験で書く英作文が、普段練習でする英作文の何倍もの経験と価値になります。
他のセクション起因で不合格でも仕方ないくらいのスタンスで受験してもいいと思います。
かつての僕もそうでしたが、憧れてきた英検1級に受かったとしても英語力はまだまだと思っています。
結局は英検1級も通過点でしかないんです。先ずは早く合格してしまうことにフォーカスしましょう。
再度ココでの結論をまとめますと以下。
- 目標点数24点
- 24点くらい取れそうなら即受験!
英検1級エッセイ・ライティングのテンプレートおススメ2パターン
英検1級のエッセイは冒頭で述べた通りルール・パターンに沿って書くことが肝要。
じゃそのルール・パターンって何かって言うと、それはテンプレートのことです。
まずは、自分で英検1級エッセイのテンプレートを作ってください。
そしてそれ以外のテンプレートは使わないで、ひたすら文章をテンプレートに当てはめていきましょう。
こうなると英検1級エッセイはテンプレートに沿って書く、作業ゲーになります。
試験を意識し、25分以内で終わらせるようにしてください。
私が使っていたエッセイのテンプレートが大体以下のようなパターンです。
あまり横着せず固定のパターンを運用しましょう。ケアレスミスを減らすことができます。
また、どのパターンにするか悩む時間を減らすことで回答時間を短縮できます。
英検1級エッセイ テンプレート パターン1
Introduction | Some people say that 自分の意見の反対. However I think that 自分の意見 for the following three reasons. |
Main Body1 | The first reason is that 〜. |
Main Body2 | The second reason is that 〜. |
Main Body3 | The third(finall) reason is that 〜. |
Conclusion | For the three reasons mentioned above, I think we can say with confidence that 自分の意見(結論). |
英検1級エッセイ テンプレート パターン2
Introduction | Some people say that 自分の意見の反対. However I think that 自分の意見 for the following three reasons. |
Main Body1 | First, ~ |
Main Body2 | Second,~ |
Main Body3 | Third(Finally), ~ |
Conclusion | To conclude, I think 自分の意見 (結論) |
パターン1とパターン2の違いは何か? 文字数です。
自分の書いたエッセイがスッカラカンで文字数が足りないなと思ったらパターン1(+42語)をつかえばいいです。
試験中に乗りに乗ってしまい、書きすぎてもうた(笑)みたいになったら、パターン2(+20語)を使う。
そんな運用ですね。私は常にパターン1で書き出し、文字オーバーになりそうなら消しゴムで消して、パターン2に変更する戦略をとってました。
ここまでテンプレートについて学んだらあとは練習あるのみです。
文章構造を2-3分程度構想したら、以下の写真のようにテンプレートにひたすら文章を書き込んでいました。
「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇 」には例題が豊富にあります。
自分の意見で例題分エッセイを書くだけです。自分の意見ですが、自分が3つの理由を書きやすい立場にしましょう。
この自分の意見というのが非常に重要です。参考書の例文完コピみたいなのはダメです。
コピペは身につかないです。あと、自分で書いた英文は、2次試験のスピーチで使えます。
大事に取っておいてください。 ちなみに、賛成・反対両方を練習する必要は無いです。
自分が書きやすい方だけ、選択して書けばいいです。書きにくい立場は、理由も思いつかないですし、それを英語にするのもさらに大変。
無駄に時間をつぶすだけです。本番でも自分が書きやすい意見を書くわけですし、不要です。
エッセイの練習で一番苦労したことは、私の場合ですが、スペルが分からないことだけでした。
これは本番でも足枷になりました。実際かなりスペルミス(少なくとも5個)をしたと思います。
英検1級の採点はかなり甘いです。目標の最低限の点数は取れています。
スペリングについては、正しい方がもちろんいいでしょう。
でも本番になったら、分からないモノは仕方ないスタンスでそれっぽいスペルでいいでしょう。
英検1級エッセイを書くときの考え方
ここでは私が合格した時の問題冊子に書かれているメモを見て、どのようにエッセイを書いていくのか、その考え方をシェアさせていただきます。
それでは、英検1級合格した時の問題冊子のメモはこちら!!!!!
- YES
- 歴史上民主主義が一番いい
- 戦争減らす
- 貧困
これだけです。実際、こんなもんなんですよね。
この程度のメモ書きで25点とれます。とはいえ、あくまでもこのメモ書きは慣れたらです。
慣れないうちは、もう少し具体的に書く必要ありです。
今回は英検1級を受けてみようと考えている人向けに、「ゆるゆる流」の1級エッセイの考え方をシェアさせていただきます。
まずは考え方のステップはこちら
- 自分の立場を決める(今回は肯定側)
- 理由を3つをメモる(日本語推奨)
- テンプレートを用いてエッセイを書く
1.自分の立場を決める(1分)
メモ書きみても分かるように、YESですから肯定ですね(笑)。
ここは時間をかけるところじゃありません。1分くらいで決めるべき。
ただし、上述しましたが、自分の好きな立場で決めるのではありません。
あくまでエッセイを書きやすいかどうかで、YES or NOを決めましょう。
ここでいうエッセイを書きやすいというのは、繰り返しになりますが、3つの理由を書きやすいかどうかです。
2.理由を3つをメモる(3分)
それでは理由を3つあげましょう。
本番の試験の時は民主主義国は、非民主主義国に民主主義を広めるべきか?に対し肯定側の立場をとりました。
メモ書きではだいぶさっぱりしていましたが、当時思い描いた理由は以下です。
- 歴史的に見て民主主義が一番いい⇒繁栄している
- 非民主主義国家では、国民が自分たちの道を選挙で決めることが出来ない(団結できない)⇒紛争(戦争) につながる
- 一部の独裁者に富が集まる⇒多くの国民の貧困につながる
このように理由を書き出しましょう。
テンプレートを用いてエッセイを書く(20分)
ここからが、テンプレートを用いたエッセイ書きになります。
大体以下の表の目安の語数で文章を書いていきます。ここでおさらい。
英検の問題の指示は「Introduction, Main body( Three Reasons),Conclusionがあり、200-240語でエッセイを書きなさい」です。
上記を満たし、主張に至るまでの流れがロジカルな文章であれば、語数のバランスはあまり関係ないです。
最悪結論が100語あってもいいわけです。
ただし、語数のバランスが取らずに上手く書くのは意外と難しいです。
なるべくは均等な文字数の段落で書くようにしましょう。
項目 | 文数 | 語数 |
Introduction | 3-4文 | 30-40語 |
Main Body 理由1 | 4-5文 | 40-60語 |
Main Body 理由2 | 4-5文 | 40-60語 |
Main Body 理由3 | 4-5文 | 40-60語 |
Conclusion | 2-3文 | 20-30語 |
それでは少々恥ずかしいですが、実際に英検1級の本番で書いた内容を再現します。
この程度で25点がとれてしまう。それが英検1級です。
Some people say that democratic nations are not good for peace and stability because of the recent democratic movement and chaos called ”Arab spring”. However, I think democratic is quite beneficial for citizens and should be promoted to nondemocratic nations for the following three reasons.
The first reason is that democratic nations have been more prosperous than nondemocratic nations historically. For the past several decades, democratic countries have been prosperous and most people living there could pursue their happiness. On the other hand, people in non democratic countries have been struggling in their lives.
The second reason is that democratic nations can avoid conflicts in their countries and that results in their stability. Democracy can make their nationals choose what they want to by using selection. As a result, people wisely unite themselves. However, in nondemocratic nations, people tend to decide depending on powers and weapons. That results in conflicts.
The third reason is that in non democratic nations, dictators dominate a country’s wealth. For example, in North Korea, a leader exploits his citizens and people have been suffering from severe food shortages for a long time. In order to make the people happy, dictatorship should be eliminated.
For the three reasons mentioned above I think we can say with confidence that democracy should be promoted to be spread to non-democratic countries as much as possible.
簡単な解説
正直、本番は緊張しており、あまり上手く書けませんでした。
実際に手で書いたときはスペリングが怪しかったので、相当数のスペリングミスがあったと思います。
それでは簡単に書いたエッセイを解説していきます。
Introduction(45語)
Some people say that democratic nations are not good for peace and stability because of the recent democratic movement and chaos called Arab spring. However, I think democratic is quite beneficial for citizens and should be promoted to nondemocratic nations for the following three reasons.
アラブの春と呼ばれる最近(起こっている)の民主主義運動と混乱のため、民主主義国家は平和と安定に対し良くないという人もいます。しかし、民主主義は市民にとって非常に有益であり、以下の3つの理由から非民主主義国家に推進させる必要があると思います。
完全に、準備してきたテンプレートで書いています。
Some people say~ However, I thinkです。試験中も機械のように、何も考えずにこの形でスタートを切っています。
このようにテンプレートをしっかり準備することで、素早く書き出すことが出来ます。
ちなみにアラブの春のくだりは、なんとなく加えました。あと、単語の言い換えをこの段階から意識しています。
例えば people(人々), citizens(市民), nationals(国民)みたいに言い換えを、この後から行っています。
Main Body 理由1(49語)
The first reason is that democratic nations have been more prosperous than nondemocratic nations historically. For the past several decades, democratic countries have been prosperous and most people living there could pursue their happiness. On the other hand, people in non democratic countries have been struggling in their lives.
第一の理由ですが、歴史的に民主主義国家は非民主主義国家よりも繁栄してきていることです。過去数十年の間、民主主義の国々は繁栄しており、そこに住むほとんどの人々は彼らの幸福を追求することができました。一方、非民主主義国の人々は生活の中で苦労しています。
実は本番のときですが、理由3つ出すのに苦戦しました。
- 歴史的に見て民主主義が一番いい⇒繁栄している
- 非民主主義国家では、国民が自分たちの道を選挙で決めることが出来ない(団結できない)⇒紛争(戦争) につながる
- 一部の独裁者に富が集まる⇒多くの国民の貧困につながる
理由2と理由3はすぐに出て、さらっと書ききれる自信がありましたが、ラスト1つが思いつかない。
なので理由出しを諦め、理由が素直に出てこない時に使う対策を使うことにしました。
後述しますが、私は理由が思いつかない時の対策を準備しています。
そして、その対策を使って「歴史的に見て民主主義が一番いい⇒繁栄している」 をひねり出しました。
歴史的に民主主義国家は繁栄しているって理由です。これを使ってテンプレートに書き込みました。
少し捕捉すると、本来はその他の理由があるから民主主義繁栄しているわけで、歴史的に繁栄しているっていう理由は厳密には、この後続く他の理由と並列の関係にはなりません。
なんでロジック的には微妙でした。この部分で、たぶん多少減点されたのではないでしょうか。
理由が3つ書けないと大減点になるので、書かないよりマシって言うのが自分のスタンスです。
まぁ自分が必要としている分の点数は取れましたし、このライティングで合格してますので良いとしましょう。
ここを書いている時にdemocratic nationとnondemocratic nationの言い換えが難しいなぁと感じています。
Main Body 理由2(56語)
The second reason is that democratic nations can avoid conflicts in their countries and that results in their stability. Democracy can make their nationals choose what they want to by using selection. As a result, people wisely unite themselves. However, in nondemocratic nations, people tend to decide depending on powers and weapons. That results in conflicts.
第二の理由ですが、民主主義国家は自国の紛争を回避することができ、それが彼らの安定につながることです。民主主義は、選挙を使用することによって、国民に彼らが望むものを選択させることができます。その結果、人々は賢く団結することができます。しかし、非民主主義国家では、人々は権力と武器を使って、物事を決めようとする傾向があります。その結果、紛争が発生します。
「非民主主義国家では、国民が自分たちの道を選挙で決めることが出来ない(団結できない)⇒紛争(戦争) につながる」 をテンプレートに英語で書きこんでいるだけですね。
文字数もあまり意識していませんが、56語と丁度いいくらいのところになってます。
Main Body 理由3(48語)
The third reason is that in non democratic nations, dictators dominate a country’s wealth. For example, in North Korea, a leader exploits his citizens and people have been suffering from severe food shortages for a long time. In order to make the people happy, dictatorship should be eliminated.
第三の理由ですが、非民主主義国では、独裁者が国の富を支配してしまうことです。たとえば、北朝鮮では、指導者が市民を搾取し、人々は長い間深刻な食糧不足に苦しんでいます。人々を幸せにするために、独裁は排除されなければなりません。
「一部の独裁者に富が集まる⇒多くの国民の貧困につながる」 For example, を使って具体例を書くのは非常に有効です。
文章のパターンに変化をつけることが出来るためです。
Conclusion(28語)
For the three reasons mentioned above I think we can say with confidence that democracy should be promoted to be spreaded to non-democratic countries as much as possible. 以上の3つの理由から、民主主義をできるだけ非民主主義国に広めるように推進すべきであると自信を持って言えると思います。
ここも、テンプレートに結論を書きこんでいるだけです。
何も考えていません。ただの作業です。 I think we can say with confidence thatとテンプレートの文字数が多いので大体丁度いいところくらいに落ち着きます。
私のテンプレートは自然に語数を稼ぐのに非常に有効です。語数が多すぎたら素早く消せばいいだけです。
と簡単ですが、英検1級の本番で書いたエッセイの解説をさせていただきました。
良く使う表現と理由が思いつかない時のテクニック
英検1級の英作文を書いていると同じような表現を使うってことに気づくと思います。
この定番表現を覚えていると、応用が利きましすし、未体験の課題に対応できるようになります。
練習していれば、理由がどうしても思いつかない。ってなることあるあるです。
私は、理由が思いつかないときのための対策を事前に準備しています(以下)。「屁理屈で逃げる」です。
- 研究結果として〇〇と報告されている
- 一般的に〇〇と言われている
- 歴史的に〇〇だ
- 過去に〇〇が実施され成功した
こんなんでいいのか?って言うかもしれません。
先ほども少し話しましたが、私は2016年の試験本番で理由が上手く思いつかなかったのでこの作戦を決行してます。この部分です。
The first reason is that democratic nations have been more prosperous than nondemocratic nations historically. For the past several decades, democratic countries have been prosperous and most people living there could pursue their happiness. On the other hand, people in non democratic countries have been struggling in their lives.
第一の理由ですが、歴史的に民主主義国家は非民主主義国家よりも繁栄してきていることです。過去数十年の間、民主主義の国々は繁栄しており、そこに住むほとんどの人々は彼らの幸福を追求することができました。一方、非民主主義国の人々は生活の中で苦労しています。
まさに屁理屈っぽい理由「歴史的に◯◯だ」。でも、これで十分合格点を取れていることからも有効な手段です。
理由が思いつかない→書かないだと大減点。でも屁理屈でも準備した対策で書けば大減点は避けられます。
いざという時の最後の手段を持っておくようにするといいです。
今、私の話を聞いてふーんって思ってると本番で困ったときには書けません。何回かこのパターンの英作文を書いていれば、なんだこんな感じねってなり困った時も大丈夫って自信になります。
英検1級の使える表現や思いつかなかった時のテクニック詳細は以下の記事にまとめました。
>>英検1級 準1級 ライティングに使える表現・フレーズ・理由が思いつかない時のテクニック
英検1級ライティングの勉強法
英検1級ライティングは短期間で劇的に得点力を上げられる、超美味しいセクションです。
だからこそ効率的に勉強していく必要があります。多くの受験者も高得点を上げるライティングで遅れをとることは許されません。
私が推奨する勉強方法を解説します。
現在のライティングの実力を正確に把握する
まず最初にやるべきが、現在のライティングの実力を正確に把握することです。
高校受験や大学受験でも大事なのは自分の今の実力を把握することだったはず。
英検1級も同じです。今回紹介したテンプレートと書き方を使い、現在のライティングの実力で何点とれるのか把握しましょう。
これをなるべく早い段階でやれば、普段から自分が足りない部分を意識して練習するようになります。英作文の実力が向上します。
ただ、試験を受けずにどうやって英作文の実力を測ってもらうんだっ?てなる人が多いと思います。
これが今なら出来ます。
オンラインの添削サービスを活用することです。実はオンライン添削サービスは沢山あります(以下ページ)。
沢山あるんでどれからやればいいか分からない、、、っていう人はとりあえずココナラがおすすめ。
ココナラ
- 日本人の先生が対応(バイリンガルの先生もいます)
- 持ち込み添削可能
- 先生によっては採点もしてくれる
- 無料登録時に300円オフクーポン発行
- 当サイトコードNGKGKVで1000円オフのポイント発行(→合計1300円オフ)
ココナラ
英語指導の経験豊富な人たちが、英作文の添削をしてくれます。
上の画像の先生のように完全バイリンガルの日本人の方もいます。
日本人の先生なので、日本語で丁寧に解説してくれます。
さらに先生によっては本番に合わせて採点してくれます。
普段書いている英作文で、どれくらい点数が取れるか把握できます。
持ち込み添削が可能、つまり既に自分が書いているものを添削できるのも、良いですね。
いずれにしても必要なのが会員登録です。
会員登録は無料。
無料会員登録時に300円割引のクーポンが入ります(有効期限5日)。
添削は有料。
英作文1つの添削1000円〜2000円くらいが相場です。
(手数料が5.5%あるので最低支払額は1055円。)
無料体験出来ないじゃんってなりますが、
当サイトの招待コード NGKGKV を使えばアカウント登録時に1000ポイント(1000円分)付与されます。
300円割引クーポンも合わせると1300円オフ。
1000円で添削してくれる先生(以下)の場合、手数料込みで1055円で添削になります。
ここから1300円割引可能なので、実質無料で添削可能。
300円クーポンの期限が5日なので早めに手続しましょう。
- しょうご先生
→ 英検3級〜1級対応 - Tomo Yokoi先生
→ 英検準1級対応 - ゆき先生
→ 英検準1級対応 - Eng well
→ 英検準1級対応 - なうb先生
→ 英検3級〜準1級対応
\ NGKGKV で1000ポイント使える /
最大1300円オフが可能
以下に詳しくクーポンコード発行方法について解説しました。
あとはひたすらライティング
ココナラの先生に無料添削で見てもらったあとはひたすら練習しましょう。
参考書の課題を使ってもいいですし、私が実際に書いたエッセイ集を使ってみるのもいいでしょう。
この自分で書くという行為が大事です。何度も口酸っぱく言いますが、人の答案眺めているだけでは絶対ダメです。
時間を測り、理由を3つメモして自分で英語を書いてみる。書けなければ、参考書や私の表現を取り入れてみる。
これを繰り返すことで本番で書けるようになります。
あとは適宜私が紹介した添削サービスの残りを使って、アドバイスをもらうとよいでしょう。
管理人が書いた英検1級のエッセイ集
参考までではありますが、私がノートに書き留めた英検1級のエッセイをこちらページに乗せておきます。
英検1級の過去問だけでなく、私のオリジナル課題(EV、自動運転車、週休3日制等)が混じってます。
あくまでも、「合格できる」程度の英作文です。
英検協会や旺文社が出してくる高度で崇高な模範解答ではありません。
でも、この程度で正直受かります。協会の模範解答見てびっくりした皆さん、安心してください。
英検1級合格者のレベルなんて所詮こんな感じなんです。
英検1級ライティング対策 よくある質問
英検1級ライティングでよくある質問に回答してみました。
- テンプレートなしのほうが、良い英作文がかけるのでは?
- 近年の英作文の課題の傾向・特徴が知りたい
- 2024年から追加された要約問題の対策が知りたい
テンプレートなしのほうが、良い英作文がかけるのでは?
確かにテンプレートなしのほうが柔軟に英作文が書けるので、結果良い英作文になりやすいのは事実です。協会が出している英作文の模範解答は特定のテンプレートを使用したものではありません。
ただし、あのレベルの英作文を普通の日本人が試験場で20−25分で書けるようになるのは大変です。英検1級の合格点をサクッと取ってさっさと合格したい人は、とりあえずテンプレートを固定して書くほうが楽です。
近年の英作文の課題の傾向・特徴が知りたい
ここ2−3年の英検1級英作文でたまに出るのが一語追加して難易度を上げるパターンです。
イメージしにくいと思うので実際に出題されたときの問題を列挙します。
独立した理由を3つあげてサクッと書かれるのに対し協会側が対策しているのだと思われます。
対策なんですけど、やはり自分で実際に書いてみることが大事です。あとは第三者に見てもらって自分の英作文が問題ないのか見てもらいましょう。
少々値段上がりますが、ココナラには日英完全バイリンガルの先生もいらっしゃいます。私も添削してもらったことがあります。オススメです。
2024年から追加された要約問題の対策が知りたい
2024年度からライティングで要約問題が出題されます。基本的な解き方は段落ごとに日本語で箇条書きでまとめて、それを英語に言い換える(難単語をできるだけ使う)になると思います。
詳しい解き方については以下の記事にまとめましたので参考にしてみてください。
まとめ
英検1級のエッセイですが、テンプレートに忠実に英語を書き込んでいく作業に落とし込むことができます。
繰り返しますが、作業ゲー。
私も最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇 の問題をすべて自分の意見で英語で書きました。
最初は誰だって慣れないので、時間がかかります。でも人間慣れるものです。
粘り強く何度も何度も書くことにトライしましょう。
書く内容が思いつかないときは参考書に書かれている内容を使って自分で書ける形に変えてみましょう。
以外にすぐに、25分くらいで、どんな問題に対しても英語で意見を書けるようになります。
エッセイは暗記する項目が非常に少ないです。
なので、英検1級の各分野の中では比較的簡単に短時間に合格点・得点源に到達することができます。
(個人的には英検1級は単語が一番時間がかかります。)
適宜、オンラインの添削サービスを組み合わせて、効率よく勉強していきましょう。
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コメント
コメント一覧 (1件)
とても分かりやすかったです!ありがとうございます。
参考にさせていただきます!