英検1級英作文サンプル 重大犯罪を犯した未成年は成人と同じ刑を受けるべきか？

英検1級英作文サンプル 重大犯罪を犯した未成年は成人と同じ刑を受けるべきか？

当サイトでは以下のスタンスで英作文を書いています。

• とりあえず合格できるシンプルな文章で書く(8割ゲット)
• 当サイト推奨テンプレートで書く
• 基本ネイティブチェックは無し(一部は添削サービス活用)
• 理由を1つ削ると、2次試験のスピーチ原稿に使える(考え方はこちら)

なので、エッセイ満点を目指している方は是非、英検協会の模範解答と旺文社系の解答を見て研究されることを推奨します。

それでは今回の課題について説明していきます。

Should minors who commit serious crimes receive the same punishments as adults?

• Financial costs
• Justice
• Mental maturity
• Prison life
• Public safety
• Schooling

2013年2回の出題。

2016年前なので、指定の単語があります。

これはむしろ指定単語ありのほうが書きやすい内容。

指定の単語を使って、文量は最新形式200～240語で書いてみました。

個人的には未成年は大人と同じ刑を受けるべきと思いますが、英作文を書くときは反対の方が書きやすいので自分の意に反した内容で書きました。

英作文(228語)

Some people say that minors who commit serious crimes should receive the same punishment as adults. However, I think minors should not take the same punishment for the following three reasons.

First reason is that the mental maturity of young people is not enough. Minors sometimes commit crimes due to lack of understanding whether something is wrong or not. They can be easily rehabilitated and rejoin society when they just get older and have sufficient mental maturity.  

Second reason is that schooling is much better than prison for young criminals. If they are punished and isolated in the prison, they will not have enough opportunities to communicate with a lot of people and learn social skills, which is required to be fully rehabilitated. Schooling will help them develop their mental maturity. 

Final reason is that punishing young criminals causes huge financial costs. If minors who committed a serious crime have to serve in prison for a long time, a lot of money is needed to support their life. If they get rehabilitated soon, they can contribute to our society by paying tax money, pension money and medical insurance.  

For the three reasons mentioned above, I think we can say with confidence that minors who commit serious crimes should not get the same punishment as adults. Rather, they should be allowed to get a chance to join society again. 

日本語訳

重大な犯罪を犯した未成年者は、成人と同じ罰を受けるべきだと言う人もいます。しかし、未成年者は次の3つの理由から同じ罰を受けるべきではないと思います。

第一の理由は、若者の精神的な成熟度が十分ではないということです。未成年者は、何かがおかしいのかどうかがわからないために犯罪を犯すことがあります。年齢を重ねて十分な精神的成熟を遂げれば、簡単に更生して社会に復帰することができます。

第二の理由は、若い犯罪者にとって、学校教育のほうが刑務所よりもはるかに優れているということです。彼らが刑務所で罰せられ隔離された場合、彼らは多くの人々とコミュニケーションを取り、完全にリハビリするために必要な社会的スキルを学ぶ十分な機会がなくなります。学校教育は彼らの精神的成熟を助けるでしょう。

最後の理由は、若い犯罪者を罰することは莫大な経済的コストが必要になるということです。重大な犯罪を犯した未成年者が長期間刑務所に入れられなければならない場合、彼らの生活を支えるために多くのお金が必要です。彼らがすぐに更生ができれば、税金、年金、医療保険などを支払ってくれるため社会に貢献できます。

以上の3つの理由から、重大な犯罪を犯した未成年者は、成人と同じ罰を受けるべきではないと自信を持って言えると思います。むしろ、彼らは再び社会に復帰する機会を得ることを許されるべきです。

解説

2013年に出題されて、しばらくたっています。

未成年の犯罪はいまだに日本社会でよく議論されるテーマですから再度の出題の可能性は高いです。

また、2次試験のスピーチでも出る可能性があります。

まずは、自分でエッセイを書いてみて、考えを整理してみましょう。

総評

今回は以下の理由で英作文を書きました。

• 子供はメンタルが未成熟のため判断を間違える
• 学校で教育したほうが、更生して社会に適応する
• 社会に戻した方がコストが下がる

いつものテンプレートのパターン１を使って書けば228語と丁度いいくらいの語数になりました。

語彙・表現

難しい単語はあんまりありません。

rejoinはrejoin societyで社会に復帰するという意味です。

rehabilitateは更生させるという意味の他動詞。 be rehabilitatedで更生させられる⇒更生するという意味になります。

今回のような青少年犯罪系の場合上記のような単語は使えないといけないですから覚えておきましょう。

このrehabilitateは以下の映画でも使われています。

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