英検2級のライティングで語数が足りなくて苦戦しています。何か上手い手はありますか
こんなお悩みを解決します。
ページの最後には英検2級の英作文のおすすめ情報を載せましたので、是非最後までご覧ください。
【執筆者紹介】この記事の信頼性
- 30代元ブラック企業 理系技術者
- TOEIC950, 英検1級所持
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【結論】
まず結論から書いていきます。
- 語数が足りないのは、書き方に問題あり
- 英検2級のライティングの基本
- それでも語数が足りない場合の対策
- 字数稼ぎこれは辞めとけ!
1. 語数が足りないのは、書き方に問題あり
英検2級の英作文の語数のルールは、目安80-100語です。
おそらく過剰に少ない又は多いと減点対象になると思います。
なのでこの語数に合わせた方が良いでしょう。
今回のように語数が足りないという人ですが、単純に書き方に問題があるというのが大多数だと思います。
理由2つの文章ですから、今回紹介する基本の通りに書けば80語以上になると思います。
(むしろ80語以下にするのが難しい。)
まずは基本の形と書き方を理解してもらう。
それでもだめで、どうしようもない方向けの対策を紹介します。
2. 英検2級のライティングの基本
英検2級のライティングの基本ですが、固定のテンプレートを使用することです。
テンプレートとは英作文のひな型のこと。
イメージがわかないと思うので、当サイトが推奨する2級用テンプレートを紹介すると以下。
Introduction | I think that 自分の意見 for the following two reasons. |
Main Body1 | First, 〜. |
Main Body2 | Second, 〜. |
Conclusion | For the two reasons mentioned above, I believe that 自分の意見(結論). |
この形に書き込むだけです。詳しい解説は以下。
例題を使うと、
TOPIC
Today in Japan, many buildings and public areas have a lot of lights for decoration, such as the lights used during Christmas. Do you think this is a good idea?
POINTS
●Safety
●The environment
●Tourism
この課題に対してテンプレートを使用すると以下になります。
赤字がテンプレートの部分になります。
I think that a lot of decoration in buildings and public areas is a quite good idea for the following two reasons.
First, that is good for safety. Some studies suggested that a lot of lights can prevent crime at night. Therefore, this will lead to a safe society.
Second, light decorations are good for local tourism. Illumination can attract a lot of tourists. As a result, it will stimulate the local economy.
For the two reasons mentioned above, I believe having lights for decoration is beneficial for our society and quite a good idea.
これで95語です。
80語は余裕で超えてしまいますね。
語数が足りない人の場合、理由(First~, Second~, )部分の書き方に問題がある場合がほとんどです。
私が推奨する理由の書き方を解説します。
理由は以下のステップで書きます。
- 理由の説明(短く端的に記述)
- 具体例
①理由の説明(短く端的に記述)
理由を説明しましょう。
コツはなるべく短く書くことです。
今回ですが、公共施設のデコレーションはいいか?という課題に対し肯定の立場で記事を書いています。
1つ目の理由はデコレーションが安全に寄与するからです。
・デコレーション⇒明るくなるから犯罪が減る
このロジックを説明するときは、まず最初の文章は短く端的にデコレーションで安全になるからと書きましょう。
that is good for safety.
これで十分です。
語数少ないってなるかもしれませんが、理由の第一文で詳しく書きすぎると第二文目以降書くことが無くなります。
②具体例
次の文章からは具体例を書きましょう。
なぜデコレーションが安全に寄与するのかの理由を具体的に書いていきます。
この具体例は2-3文で良いです。
今回の場合は「デコレーションによって周囲が明るくなり犯罪が減ると報告されている」⇒「安全な社会につながる」と書いています。
Some studies suggested that a lot of lights can prevent crime at night. Therefore, this will lead to a safe society.
このようにして書くと、理由部分だけで大体30語前後の文章を書くことになるので、トータルで80語を超すことになります。
この考え方の基本を押さえて書くようにしてみましょう。
3. それでも語数が足りない場合の対策
今回紹介した基本のテンプレートと考え方で、多くの人が80語以上で書けるようになると思います。
正直、この書き方で80語に到達しない場合は、理由の部分が薄いと思います。
なので、自分が書いている理由のロジックをもう少し日本語で深堀りしてみましょう。
英作文を書くのが大変な人は、ロジックだしを日本語で繰り返し練習するのだけやるのが効果的です。
なんども繰り返していけば、大体のパターンが見えてきます。
どんな課題でも日本語で理由だしができるようになったら、英作文にする練習に移行すると良いでしょう。
上記の練習をして、理由を日本語でさっと書けるようになったが英語にするとどうしても語数が少ない。
本番までに何とか手っ取り早い方法が知りたい。
という方には以下のテンプレートを使ってみることを推奨します。
(このテンプレートは私が英検1級に合格した時に使用したものです。他の方にも英検1級で使用いただいています。)
ただし、このテンプレートは最終手段です。
語数は大幅に増やせますが、このテンプレートを使ってギリギリ80語で英作文を書くのは危険。
理由が薄くて減点される可能性が高いと考えてください。
Introduction | Some people say that 自分の意見の反対. However I think that 自分の意見 for the following three reasons. |
Main Body1 | The first reason is that 〜. |
Main Body2 | The second reason is that 〜. |
Conclusion | For the two reasons mentioned above, I think we can say with confidence that 自分の意見(結論). |
このテンプレートのポイントは3つ
- 冒頭で自分の反対意見を書く
- The first reason is that S Vを使う
- 結論でI think we can say with confidence that~と書く
1. 冒頭で自分の反対意見を書く
イントロダクションで、Some people say that 自分の意見の反対. However I think that 自分の意見 for the following three reasons.から始めます。
〇〇と言う人はいるが、私は□□です。という書き出し。
これは自然な英語です。
これを使うだけで確実に+10語くらいになります。
反対意見が冒頭に加わるので語数が増えるのは当たりまえですね。
2. The first reason is that S Vを使う
Main bodyでThe first reason is that S Vを使うと、それだけで少なくとも4語追加されます。
The second reason is that S Vも加わるのでトータルで少なくとも8語増えます。
この表現も自然な英語なので違和感はありません。
3. 結論でI think we can say with confidence that~と書く
Conclusionの部分のI think we can say with confidence that~の部分ですが、confidenceは自信という意味。
つまり「~であると私たちは自信を持って言えると思います。」という意味の文章です。
まどろっこしく見えますが、非常に自然な英文です。
このテンプレートを使えば、語数は大幅に増えます。
私はこのテンプレートで英検1級に合格しています。
最初に書いた英作文を書き替えると以下のようになります。
Some people say that decoration in building is harmful to our society. However, I think that a lot of decoration in buildings and public areas is a quite good idea for the following two reasons.
The first reason is that decoration is good for safety. Some studies suggested that a lot of lights can prevent crime at night. Thus, this will lead to a safe society.
The Second reasons is that light decorations are good for local tourism. Illumination can attract a lot of tourists. As a result, it will stimulate the local economy.
For the two reasons mentioned above, I think we can say with confidence that having lights for decoration is beneficial for our society and quite a good idea.
これで122語になりました。
95語から27語も増やせました。
再度、いいいますが、このテンプレートは最終手段です。
試験本番でもうどうしようもない場合の奥の手、最後の秘技として使ってください。
ここまで語数の多いテンプレートでギリギリ80語とかになる場合は、英作文自体に問題があると思ってください。
4. 字数稼ぎこれは辞めとけ!
よくある字数稼ぎテクで、辞めとけっていうのを紹介します。
- 名詞の前にa lot of を頻繁に使用する
- 無駄に関係代名詞whichを使用
1. 名詞の前にa lot of を頻繁に使用する
これは結構大学入試なんかの自由英作文でお世話になる手法。
私もお世話になりました。
a lot of は可算名詞、非可算名詞に使える万能性があり、且つ使うと3語加わるので語数稼ぎに使ってしまいがち。
これ何度も何度も繰り返す、というか全ての名詞の前に取りあえずおいてみるみたいなのは辞めましょう。
狙ってやってることが一目瞭然。採点者は心の中で「うぜーっ」て思います。
英語は同じような表現を嫌います。
使っても英作文中で1回にしましょう。
2. 無駄に関係代名詞whichを使用
関係代名詞って便利です。
習うと使いたくなるのは分かります。ですが、全ての名詞の後にwhich入れて稼ぐのも辞めときましょう。
英検2級の語数は100語まで。
初めての受験生にとっては100語は多いですが、実はそんなでもありません。
100語の文章の名詞の後ろにwhichが何度も出てくると、うざいです。
くどい文章は採点官の心象を悪くするかもしれません。
名詞の後ろのwhichも1~2回くらいに抑えましょう。
まとめ+英検2級ライティングおすすめ情報
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した考え方の部分を重視して英作文を書くように心がけてください。
どうしても語数が足りないというのであれば、最終手段として最後に紹介したテンプレートを使用してみると良いです。
あとは添削サービスを活用して、高得点が書ける書き方をマスターしておくことが大事です。
英検は英作文で勝負が決まります。ただし普段書いている英作文がクソだと、本番もクソな英作文を書いてしまいます。
そうすれば、普通に落ちます。添削サービスで普段の練習で書いている英作文で問題無いか確実に確認しておきましょう。
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ライティングには特に力を入れており、私が書いたライティングを全て公開しております。
皆様の英語学習の参考になりましたら、幸いです。
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