英検1級 2次試験 面接 スピーチ(英作文)の暗記は必要か
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英検1級の2次試験の山場であるスピーチ。
これを暗記してクリアしようって人結構います。
特に参考書とかのスピーチの模範解答を何個も音読して暗記する方法が結構推奨されてますよね。
これって、有効なのでしょうか。
結論書きます。
必要ありません。むしろお勧めしません。
理由ですが、スピーチを暗記するのはデメリットが多いからです。
スピーチ暗記のデメリット
スピーチ暗記のデメリットですが、以下があげられます。
- 暗記するのが大変
- 暗記した問題が出題されるわけでは無い
- 試験環境で暗唱する難易度が高い
1. 暗記するのが大変
まず暗記するの、かなり大変です。
2分間のスピーチ。
1分100語のペースでゆっくり読むとすれば2大体150語のスピーチを暗記しないといけません。
しかも、複数です。
若ければ、出来るかもしれませんが、、、、
これってかなり難しくないですか。
2.暗記した問題が出題されるわけでは無い
英検1級のスピーチは5つのスピーチ問ピックから1つを選んで、発表する方式です。
5つの中に自分が暗記した奴が無ければ、暗記学習が無駄になってしまいますよね。
これはかなり効率悪いです。
むしろ、初めて見たテーマでも対応できるような、その場でのスピーチ力(ロジックの構成の方法・話し方)を身に着けた方がいいのではないでしょうか。
3. 試験環境で暗唱する難易度が高い
もし、運よく暗記していた問題が出たとしましょう。
果たして、試験場で練習通りに暗唱できますか?
仕事で日本語のスピーチを暗記していたけど、途中で度忘れして詰まったことありませんか。
日本語であれば、詰まってしまってもリカバリーできるでしょう。
でも英語のスピーチで度忘れした時に、試験時間2分の中でリカバリーできますか。
私にはできません。
途中で詰まって度忘れしたら、どうしようもないです。
ということで、スピーチを暗記して対応するのは学習負担も大きく、あまりコスパも良くない手法だと思うわけです。
じゃあ英検1級のスピーチ暗記無しでどうしたらいい
結論は言いたいことを整理して、自分の言葉で素直に英語で言うになると思います。
私はその手法で英検1級のスピーチ問題に挑んでいます。
本番では運悪く、練習していないテーマを選ばざる得ませんでしたが、その場でロジックを作り2分間のスピーチを無難にこなして合格しています。
例えばオリンピック開催の是非が問われたら。
開催反対
⇒
・設備建設コストが大きいから
・開催後の設備維持コストが大きく、国民の負担になるから
と理由を整理して後は、その場で英語で説明していけばいいと思います。
ここで役立つのが、エッセイ問題の勉強で自分で書いたスピーチです。
自分で書いたスピーチなので理由(英語のロジック)が頭に入ってます。
このロジックを使って素直に話せばいいのです。
私の場合ですが、こちらのように自分が書いたエッセイを残していました。
以下のように自分で書いたエッセイから、理由を2つ採用して、自分で話してみればいいのです。
Some people say that space technology is just a waste of money and is not used for practical life.
However, I think that space-related technology is a good investment. It is useful for future generations because it reduces the effect of human activity on our planet.Also, by using it, we can learn more about space, proving how valuable the earth is.【理由1つ目】
First, space technology can investigate outer space in greater precision. Some scientists are searching for planets similar to the earth to live in.
Now that our population is increasing, it is increasingly important to find earth-like planets.
Space technology will contribute to this.【理由2つ目】
Secondly, breakthroughs of this technology will also find new energy sources.
We consume huge energy resources such as oil and coal. Some scientists predicts that in the near future, fossil fuels will not compensate for the conventional energy which we depend on. Space-related technology must be developed for an alternative.
Thirdly, knowledge of outer space is essential for us to understand future earth.For example, via space technology we now know that Venus is much hotter than the earth even though it’s the same size and spins at a similar distance from the Sun.Space technology also tells us that the green house effect on Venus can make it a harsh environment to inhabit. Therefore, we can see that global warming is also a huge threat for the earth. Without space technology we could not understand our own planet as well as we do.To conclude, I think space technology should be improved.
では具体的に私はどのように2次試験のスピーチを練習したのか紹介します。
私の練習方法はこんな感じ。
- スピーチの課題を見る
- 自分の頭で理由を2つ考える
- 2つの理由を用いて2分間スピーチする
1.スピーチの課題を見る
まずスピーチの課題を見てください。
課題はスピーチの過去問とスピーチの過去問で十分だと思います。
これを読んでください。
5秒くらいでしょう。
2.自分の頭で理由を2つ考える
理由を2つ考えてください。
(理由は2つで十分です。さらに詳しい理由はこちらを読んでみて下さい。)
この時、過去に書いたエッセイを参考すればいいです。
3. 2つの理由を用いて2分間スピーチする
2つの理由を使って英語で、その場で文章を作りながら話してください。
その場で作った文章が、過去に書いたエッセイとロジックがあっていれば、スピーチとしては問題ないです。
時間は1分40秒くらいを目標にしてください。
スピーチの練習であれば、一人で何とかなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回説明したように、英検1級のスピーチは暗記無しで対応してもらった方が良いと理解していただけたと思います。
勉強方法もエッセイを使った、独り言で何とかなります。
この練習法を使えば30分で5本くらいの練習が出来るので、1次試験を合格したら時間を見つけてはスピーチの練習を行いましょう。
ちなみにインタラクション(質疑応答)に関しては、とりあえず英語慣れすることが大事です。
話題にこだわらずオンライン英会話で25分間講師相手に会話を沈黙なくし続ける訓練や、上級者が集まるような英語勉強会に参加してみましょう。
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