英検準1級の長文問題のコツ、対策、おすすめの参考書が知りたいです。
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最近では当サイトの読者の方が英検1級に独学で合格しております。
今回は英検準1級の長文対策についての記事になります。
本記事の内容
- 英検準1級の長文問題概要
- 英検準1級 長文対策おすすめの参考書
- 英検準1級 長文問題の対策・コツ・勉強法
英検準1級の長文問題概要
英検準1級の長文問題は大問2、大問3になっています。
問題 | 問題タイプ | 問題数 |
大問2 | 長文の空所補充問題 | 6問 |
大問3 | 長文の内容一致問題 | 10問 |
それぞれ解説していきます。
大問2. 長文の空所補充問題
英検準1級長文問題の最初は長文の空所補充問題です。
300語程度の長文2本。
それぞれの長文には空所が3か所(つまり合計6か所)。
その空所に入る適切な語句を4つの選択肢から選択します。
空所の前後の文章の関係を理解して素直に選択すれば大丈夫です。
単語のレベルもそこまで難しくありません。
大問3. 長文の内容一致問題
次が長文の内容一致問題です。
それぞれの内容に一致しているか、4つの選択肢から選ぶ問題が出題されます。
長文は3つあります。
問題数は、それぞれの長文で、3問、3問、4問です。
内容はアカデミックで面白いものが多いです。
TOEICみたいな、まどろっこしい感じの英語では無くて、自然な英語が多いのが良いですね。
単語は英検準1級の語彙問題程では無いですが、少し難単語が使われることがあります。
英検準1級 長文対策おすすめの参考書
英検準1級 長文対策おすすめの参考書は以下の3つです。
基本この3つで十分です。
- 英検準1級 過去6回全問題集
- 英検準1級 文で覚える単熟語
- 究極の英単語 Vol.2
英検準1級 過去6回全問題集
基本となるのは過去問です。
6回分も入ってます。
繰り返し何度も解くと慣れます。圧倒的な速さが身に付きます。
具体的に言うと長文セクション(大問2、大問3)は30分で解けるようになります。
毎日長文勉強しても30分しか消費しません。
本番1か月前は毎日、同じ問題を解く訓練をしてください。
英検準1級 文で覚える単熟語
読んで覚える系の単語帳。
英検準1級の長文の過去問(2010年代)が使われています。
繰り返し読むことで、英検準1級長文レベルの単語力と読解力も身に付く超良書です。
必ず購入しておきましょう。
究極の英単語 Vol.2
後ほど詳細解説しますが、英検準1級の長文問題の95%は究極の英単語2までです。
なので長文の単語が分からない場合はこの単語帳がいいです。
非常に覚えやすいですし、音源もキレがあるので、(眠い)通勤中に私は使っていました。
繰り返し聞いて覚えるのに適していると思います。
英検準1級の単語問題は究極の英単語3が必要になります。
英検準1級 長文問題の対策・勉強のコツ
英検準1級 長文問題の対策・勉強のコツは以下。
- 選択肢は先に読む
- 長文は全て読む、パラグラフリーディング不要
- 固有名詞が多い記事は記号化で乗り切る
- 語彙力が足りない場合は究極の英単語と文単を頑張る
- 過去問を繰り返し何度も解く、通読する
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 選択肢は先に読む
選択肢は本文を読む前に目を通してください。
先に読んでおけば、回答する際に必要な場所を注意して読めるようになります。
結果、早く選択肢を絞り込めるので解答速度が上がります。
英検準1級では、得点源の英作文に可能な限り時間を残すことが大事。
なるべく時間をかけずに長文を解くよう普段の練習から、選択肢は先に読む癖をつけて下さい。
2. 長文は全て読む、パラグラフリーディング不要
長文は全て読んでください。
全部読まなくても解けるとか、パラグラフの先頭と最後だけ先に読めとかいう人います。
あれは嘘です。
少なくとも英検準1級の問題は全部読んで解けるような設計になってます。
さらにその先の英検1級だって全部読んでも時間的に問題はありません。
最近のTOEICのような理不尽な設計になってないので安心してベタ読みしてください。
パラグラフリーディングのダメな点は、文章を正確に読めなくなること。
それが原因で結局回答するのに時間がかかったり、間違えたりすることです。
ベタ読みしても素早く時間内に読み切る、英語力を身につけましょう。
後述しますが、過去問と文単をひたすら繰り返し読むと身に付きます。
3. 固有名詞が多い記事は記号化で乗り切る
固有名詞が多い記事は記号化して処理しましょう。
なんだそれ?ってなるので写真で説明します。
これは私が英検1級を受験した時の長文の問題冊子です。
著作権の関係で、モザイクを付けています。
よーく見ると、単語に□や△でくくっているところがありますよね。
記号化して処理する時に私は良く使います。
この記号は選択肢も問題文も合わせてやっています。
英検の文章の中にはアカデミックな内容で聞いたことが無い固有名詞が沢山出現する時があります。
科学系のネタは特にそうですよね。
来たことがない固有名詞が沢山でると初見だと覚えきれず、情報処理が追い付かないってことがあると思います。
私は、そのようなときは写真のように記号化します。
英語で読んでいるので頭の中では□、△と記号で処理されます。
英検の問題の多くが固有名詞の理解を聞いてきます。
その際に□=△だからみたいに数学的に論理的に読めるようになります。
大学入試の英語でも使う手法です。
この手法は人によって合う合わないがあるので、練習で使ってみて回答時間短縮に使えそうなら採用してみて下さい。
4. 語彙力が足りない場合は究極の英単語と文単を頑張る
英検準1級の単語が難しくて長文が読めない。。。
という人が結構います。
英検準1級の長文で使われている英単語がどのくらいのレベルか調べてみました。
以下の円グラフは2022年2回の英検準1級の長文問題の単語レベルをアルク社のSVL12000を使って割り当てたもの。
少し分かりにくいので円グラフの説明します。
円グラフの上にある数字が、全体に対する単語の割合。
凡例の数字がSVL12000のレベルで12が一番難しい単語です。
結論から言うとSVL1~6までの単語(英検2級語彙問題レベル=高校卒業レベル)が95%を占めます。
残念ながら英検準1級の長文で分からない単語がある人は、2級(高校卒業レベル)の単語が分からないからです。
つまりSVL6までに対応している究極の英単語1と2を購入して単語を暗記していれば、英検準1級の長文は読めます。
ちなみに究極の英単語1は中学レベルの単語なので多くの方には不要だと思います※。
ということで究極の英単語2と文単を頑張ってください。
(※英検2級を合格しているのであれば上記2冊で十分です。)
ちなみに音源CDは別売りで少し高いです。
3000円くらいします。
究極の英単語1~4まで収録しているためです。
この音源CDですが、メルカリで2000円くらいで売れるので実質消費は1000円くらいです。
将来的に究極の英単語4まで勉強するのであれば損しないです。
2冊目は英検準1級 文で覚える英単語、略して文単です。
こちらは過去に英検準1級の長文問題として出題された文章を通して単語を覚える単語帳。
Z会の速読英単語みたいな感じです。
長文で実際に使われるレベルの単語に慣れることと、英検準1級レベルの文章に慣れることに使えます。
これを何度も何度も読んでください。
長文読解力と語彙力が同時に鍛えられます。
5. 過去問を繰り返し何度も解く、通読する
英検協会の過去問ページから直近の過去問3題を解きましょう。
解答を確認してください。
さらに自分が読めなかった部分が明確にわかるまで、単語文法を辞書などで調べて下さい。
あとは繰り返し過去問を解く訓練をしましょう。
本番を想定し時間を必ず測りましょう。
何度も解いていると文書も答えの選択肢を覚えてしまします。
それでもかまいません。
あくまでも試験時間を意識して、可能な限りのスピードで解くことを身体で覚えさせることが狙い。
最終的には長文問題部分を30分で処理できるまで頑張ってください。
直近の過去問3セットが完璧になったら、今度は過去問問題集を同じように繰り返し勉強しましょう。
ここまでやると本番では、英作文に十分すぎるほどの時間を作れるようになります。
英検準1級ライティングについてよくある質問
英検準1級ライティングについてよくある質問をまとめました。
- 英字新聞などを読む必要は無いか?→無いです
- 洋書などを読む必要は無いか?→無いです
まとめ
他のサイトは、いろんな書籍を購入すべきと言います。
それは間違いです。色々なものに手を出すと結局中途半端に終わってしまします。
過去問と旺文社をひたすらに繰り返すことが大事です。
本番を意識して、可能な限り早く長文を読んで、回答する訓練を毎日やってください。
長文は、ある程度読めるようになると少ない時間で学習が可能になります。
余った時間は、英作文の練習に回しましょう。
英検準1級の場合英作文の出来で合否が決まるケースが多いです。
何度も繰り返し練習して英作文で高得点が取れるように頑張りましょう。
また、英作文は添削してもらうようにしてください。
添削サービスは以下のように沢山有ります。
無料体験が出来るものもあるので、まずは無料体験を試してみて、有料契約するか決めましょう。
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ライティングには特に力を入れており、私が書いたライティングを全て公開しております。
最近では読者の方が英検1級に独学で合格しております。
皆様の英語学習の参考になりましたら、幸いです。
英検ライティング添削Navi
英検ライティング添削Naviは英検の各級に対応している添削サービスを紹介するツール。
質問に答えていくだけで、適切な添削サービスが分かります。
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