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英検準1級リスニング問題のレベルとは
英検準1級ですが、大学中級レベルの英語力とされます。
大学中級と言いますけど、中学の英語教員でも英検準1級レベルの英語力を持っていない人が多いとされていますので、かなり難しい試験です。
TOEIC800点前後の人が、英検準1級の勉強をして合格するレベルというのが一番わかりやすい表現かなと思います。
日本人が国内で英語学習する場合ですが、TOEIC800点⇒英検準1級⇒TOEIC900点⇒英検1級みたいな流れで進めるとモチベーションを維持しやすく効率がいいです!
いずれにしても、準1級にもなるとある程度英語ができる人でないと太刀打ちできないですので、しっかりとした勉強が必要になります。
英検準1級リスニング問題と対策
英検準1級は3つのパートからなります。
それぞれのパートの内容、対策について説明します。
パート1
問題概要
- 問題内容: 会話の内容一致問題
- 問題数: 12(1題につき質問が1つ)
- 放送回数: 1回
- 目標得点率: 11/12
パート1は英会話問題です。日常生活に関連した広範な内容が使われます。
ポジティブでどんなビジネスシーンでも前向きに取り組む優秀なビジネスマンが出るTOEICとは違い、世俗的でかつネガティブな人物も登場します。
人間臭い内容の会話もあるので面白いです。
問題レベルはTOEICのパート3の標準レベルと言ったところでしょうか。
日本人の苦手なリンキングや音の消失みたいなのは使われず、ナレーションの英語になります。
TOEICで800点くらいの方なら、案外すんなり勉強に入れると思います。
試験対策
試験の傾向や単語のレベルがTOEICと似通っているので、TOEICの勉強と合わせてやると効率がいいです。
なんで、英検準1級の公式問題集と過去問に加え TOEICの公式問題集も購入して 大量に練習するのがいいと思います。
英検準1級はリスニング問題集+ネットで公開されている3回分のリスニング問題。
TOEICの問題集は公式問題だけで十分です。
パート2
問題概要
- 問題内容: 文の内容一致選択
- 問題数: 12(1題につき2問質問)
- 放送回数: 1回
- 目標得点率: 10/12
180語程度のアカデミックな内容の英文を聞き、その後に英文に関する質問2つ解く問題。
英語のレベルはTOEICと同じスピードで、リンキングと音の消失のが無いナレーション。
単語はTOEICのリーディングレベルの単語が使われます。
英文は長いですが、アカデミックな内容ですから、理論だっています。
ですので、その流れさえつかんでしまえば、事細かに覚える必要もないです。
質問も主にその流れに関して聞かれることが多いです。
試験対策
パート1で上げた英検準1級の過去問と公式問題集を中心にTOEICの公式問題集(リーディングも含む)をやれば問題ないです。
何度も繰り返し練習し試験パターンになれることが重要です。
リスニングですが、通勤中だったり出張の移動中だったりとながらで聞いて勉強することだって可能です。
隙間時間にドンドン聞けば、時間のない社会人でも効率よく勉強できますのでおすすめです。
パート3
問題概要
- 問題内容: Real Life問題
- 問題数: 5(1題につき1問質問)
- 放送回数: 1回
- 目標得点率: 3/5
英検準1級から登場のReal Life問題。
空港のアナウンスとかを聞いて、特定の目的地の人がどこの乗り口に行けばいいかを確認するなど、実生活に関連した問題。
確かに、上記のようなシチュエーションは無いわけではないので、実践的ですね。
ちなみに英検1級にも同じような問題があります。英検準1級は素直な問題ですので、話された情報通りにメモさえすれば解けます。
英検1級は、複雑だったりところどころ引っ掛けみたいなのが入るので厄介です。
対策
上記にあげた過去問を解くのにつきます。
Real Lifeは英検独特の試験なんで、こればかりは英検準1級に特化した取り組みが必要です。
英検はリスニング試験中に問題冊子へのメモが許されています。
このメモが唯一役立つのが、このReal Lifeです。
箇条書きで、出てくる情報を順番に書いていくといいです。
例えば空港のアナウンスだったら
- 東京ゆき 乗り口A
- 大阪ゆき 乗り口B
- 博多ゆき 乗り口C
みたいな感じですね。
英検準1級の場合は、東京ゆきはどの乗り口ですか?みたいな素直な問題です。
きちんとメモすれば解けます。
ちなみに英検1級は、ひと手間加えてあります(笑)。
ちなみに余力があれば英検1級のリスニングのパート3のリアルライフの過去問も聞いてみてみるといいです。
高地トレーニングになりますよ。
まとめ
- 英検準1級は大学中級レベルであり、きちんと勉強する必要がある
- パート1~パート3まであり公式問題集と過去問で勉強するのが良い