【やらかした! 最悪0点!】英検2級 ライティング採点基準解説

【eye-catch】採点基準
【景品表示法に基づく表記】当サイトは広告による収益を得ています。

英検2級のライティングの採点基準について詳しく知りたいです。

こんなお悩みを解決します。

【執筆者紹介】この記事の信頼性

ゆるゆる英語

\英検2級合格の裏ワザ/

当サイトは「どこよりも詳しく」をモットーに英検の勉強法についての記事を書いております。

最近では読者の方が英検1級に独学で合格しております。

ツイッターコメント
ツイッター読者の方
英検1級の合格実績
武田塾のブログより

今回は英検2級のライティングの話。

英検のライティングの採点基準は非常に謎です。

甘いとかおかしいとか色々言われています。

合否がある試験なので、協会側でも何かしらの基準を持っていると思います。

そこで今回は、公開されている情報を集めて、英検2級のライティングの採点基準について考察してみました。

中にはマニアックな話題もありますが、そこはお許しください。

【補足】

その他の級のライティングの採点基準を知りたい方は以下を読んでください。

目次(クリックするとジャンプ)

英検2級ライティングの採点基準概要

ライティング採点基準

英検2級ライティングの採点基準は以下の4つ。

  1. 内容
  2. 構成
  3. 語い
  4. 文法

この4項目それぞれ4点。

合計で4×4=16点満点。

得られた得点をCSEスコアの650点満点に換算します。

次に各項目がどういったものなのか解説していきます。

1. 内容

課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

英検2級では課題に対する自分の主張とそれをサポートする2つ理由を作る必要があります。

自分の主張は課題に対して明確に言わなければなりません。

また、理由も自分の主張をサポートするのに矛盾なく論理的なものでないといけないです。

協会は英作文に対しての注意事項を解説しています。

その中で内容に関し以下を注意するよう指摘しています。

  1. TOPIC(課題)に示された問いに答えていない
  2. 意見と矛盾する理由や説明がある
  3. 理由に対する説明や補足がない
  4. 関係の無い内容が含まれている

このような注意事項はいたって当たり前のように見えますが、試験の時にうっかりこれらのミスをおかしがち。

協会側はこれらの内容が、滅茶苦茶な場合は0点にすると言っています。

ですから、気を付けなければいけません。

具体的な対策ですが、自分の主張とその理由を日本語で箇条書きで書くことです。

自分の考えを日本語で一旦整理してから英語で書き出すことで、致命的な論理破綻は防げます。

具体的な問題で少し説明します。

以下のような問題が出題された時に、いきなり英作文を書きだしてはいけません。

TOPIC 

Today in Japan, many buildings and public areas have a lot of lights for decoration, such as the lights used during Christmas. Do you think this is a good idea?

POINTS

●Safety

●The environment

●Tourism

日本語で必ず短く自分が書こうとしている英作文の要約を書いてください。

【結論】 日本の建物や公共の場所のイルミネーションは、素晴らしいアイディアである。
【理由1】夜間、明るいため犯罪を減らすことができ、安全な社会につながる。
【理由2】観光客を集めることが出来るので、地域の観光を促進でき経済も良くなる。

このように日本語で書くことで、論理が矛盾がある内容の英作文を書くことは防げます。

2. 構成

英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

自分の伝えたい主張を、文章全体の構成や、文章中の接続詞を正しく使って説明できているかが主に見られています。

文章の構成に関しては以下のような固定のテンプレートを使用すれば、特に問題ないです。

詳しい解説を知りたい方は、英検2級テンプレート解説の記事を確認してみて下さい。

Introduction   I think that 自分の意見 for the following two reasons.
Main Body1First, 〜.
Main Body2Second, 〜.
ConclusionFor the two reasons mentioned above, I believe that 自分の意見(結論).
テンプレート

このテンプレートを使って書いた英検2級の英作文集を以下にまとめました。

接続詞の使い方は参考書や協会が出している模範解答を見て、正しい使い方をマスターしましょう。

おすすめの参考書は以下です。

3. 語い

課題に相応しい語彙を正しく使えているか

課題に合わせて適切な英単語を使用していく必要があります。

また、英検2級のレベルに見合った単語を選択しなければいけません。

では英検2級の英作文で必要な語いはどのくらいなのか調べてみました。

英検2級英作文の語彙レベル

このグラフは2022年1回、2021年3回、2021年2回の協会が出した英作文の模範解答の英語レベルをSVLで表示したもの。

縦軸は頻度で横軸はSVLで右に行くほど難しい単語を使っています。

参考までにSVLですが、アルク社が日本人学習者に必要な英語12000語を12レベルに分けたもの。

(1つのレベルにつきは1000語、このSVL12000をまとめたのが究極の英単語シリーズになります。)

SVL1~3は中学レベルの英単語です。

SVL4以上の英単語を表にしてまとめました。

試験回2021年2回英作文模範解答2021年3回英作文模範解答2022年1回英作文模範解答
SVL4historical
preserve
satisfied
advanced
historical
site
SVL5decorationpyramid
SVL6
SVL7souvenir
SVL4以上の単語

こうやって見ると、2021年の2回だけSVL7の単語souvenirが使われていますが、それ以外はSVL5までに収まっています。

ということで基本はSVL3(中学レベルの単語)くらいまでで書いてSVL4~5くらいの単語を少し使えば語いの評価は満点になると思います。

SVL3~6の単語は 究極の英単語Vol.2になりますので買っておきましょう。

この参考書は英検2級の語彙問題の97%以上をカバーしているので、英単語対策としても優秀です。

>>英検2級 英単語問題は難しい?難易度レベルを調査・解説

4. 文法

文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

色々な文構造を使用することと、それらを文法ミスなく使っているかを見ています。

難しそうに見えますが、気を付けることは2点です。

  1. 教科書や参考書に書かれている文章を借用する
  2. 同じ文法(文型)の文章を連続で繰り返し使わない

文法ミスを割けるのに一番いいのは、教科書・参考書に書かれている文章の単語を入れ替えて使うことです。

語法的なミスはあるかもしれませんが、決定的な文法ミスはこれで避けれるでしょう。

あと同じ文型の文章を繰り返し使うのは避けましょう。

特に気を付けた方がいいのは、冒頭の意見と、最後の結論で全く同じ文章を書くことです。

直近の協会の模範解答を見てみましょう。

全て、冒頭の意見と最後の結論は違う言い回しにしています。

【2022年1回英検協会模範解答】
冒頭 I agree that it is necessary for people to go to important historical sites~
最後 I think people should visit historical sites.

【2021年3回英検協会模範解答】
冒頭 I think it is a good idea that buildings and public areas have lights for decoration.
最後 I think it is good for buildings and public areas to have lights for decoration.

可能であれば、同じ文章を使うのはなるべく避けましょう。

(無理なら諦めて同じ表現にしましょう。一番最悪なのは英作文を書かないことです。)

英作文の表現のバリエーションを増やしたい方はこちらの記事にて詳しく解説しているのでご覧下さい。

>>英検2級 ライティングに使える表現と決まり文句まとめ

スペルミスは大幅な減点にならない

多くの人が気にするのがスペルミス。

これに関しては、減点されるでしょうけど、それで大幅に点数を引かれるってことは無さそうです。

というのも私が英検1級を受験した時は、単語のスペルミスを10個くらいしています。

でも各評価8割程度になっています。

なので英検2級でも恐らくスペルミスをやらかしまくって大幅な減点はなさそう。

なので、本番の試験で単語が書けないから英作文が書けない。

という悩みで時間を使ってしまうのは良くないです。

その場合は諦めて、間違えでもいいので自分が分かる範囲のスペルで書いていくのが良いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

きちんと基本に沿って丁寧に書いてあれば十分合格点を取れます。

繰り返し勉強して英検の英作文の書き方をマスターしましょう。

英作文は高得点が取りやすいですし、求められる知識は英単語ほど多くはありません。

ここで高得点が取れると、他の点数が低くても合格になります。

頑張りましょう。

普段書いている英作文が不安な人はオンライン添削サービスを活用してみましょう。

合わせて読みたい

当サイトでは英検1級、準1級、英検2級などの英語試験の勉強法をシェアさせていただいております。

ライティングには特に力を入れており、私が書いたライティングを全て公開しております。

皆様の英語学習の参考になりましたら、幸いです。

英検ライティング添削Navi

英検ライティング添削Naviは英検の各級に対応している添削サービスを紹介するツール。
質問に答えていくだけで、適切な添削サービスが分かります。

英検面接オンラインスクールNavi

英検の面接に対応しているオンライン英会話スクールを紹介するツール。
質問に答えていくだけで、適切なオンラインスクールが分かります。

【英作文集】課題別

英検準1級対策

英検準1級対策関連記事はこちらをご覧ください。

英検1級対策

英検1級対策関連記事はこちらをご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次(クリックするとジャンプ)