英検1級その他

英検1級の合格率・難易度・レベルなどを英検準1級との差を比較調査

ノートとシャープペンシル
悩んでいる人

英検1級について知りたいです。よく英検1級は難しいと聞きますが具体的に何が難しいのでしょうか?

こんなお悩みにお答えします。

本記事の信頼性(筆者紹介)

ゆるゆる英語プロフィール

\純ジャパ サラリーマンの独学英検1級勉強法/

英検1級対策

本記事の概要

studyの積み木

まずは結論からです。

項目英検1級
C1
英検準1級
B2
英検2級
B1
英検協会のレベル定義大学上級程度大学中級程度高校卒業程度
合格率約10%約15%約25%
単語問題レベル満点レベル1.5万~2万語満点レベル約8000~9000語満点レベル約6000語
長文問題レベルボリューム 2500語ボリューム 1700語ボリューム 1500語
リスニング問題レベル語彙レベル~SVL12
WPM 135-145語/分
語彙レベル~SVL10
WPM 135-145語/分
語彙レベル~SVL9
WPM 135-145語/分
英作文問題レベル語数 200-240語
語彙レベル~SVL12
語数 120-150語
語彙レベル~SVL10
語数 80-100語
語彙レベル~SVL6
二次試験レベル2分間スピーチ
4分間の質疑応答
4コマ ナレーション
質疑応答
音読
3コマ ナレーション
簡単な質疑応答
英検1級のレベル

以下では具体的な数字を元に英検1級のレベルを解説していきます。

英検1級のレベル

文房具

まず英検1級のレベルがどのように定義されているかです。

日本英語検定協会によると英検1級のレベルの定義は以下。

二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。
カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。
世界で活躍できる人材の英語力を証明します。

日本英語検定協会より
CEFRの図

また、英検1級に合格するレベルはCEFRのC1と位置付けられています。

イメージは英語学習者の中ではトップレベルみたいな感じです。

詳しくは以下のページ。

>>CEFRとは?CSE?英検1級 準1級はどれくらい?【4技能】

英検1級の合格率

英検1級の合格率は一次試験10%、二次試験60%前後と言われています。

ただし、最近の合格率のデータを協会は公表していません。

英検1級合格者推移

一昔前は合格率のデータを公表してました。

上のグラフは2010年~2013年の英検1級の合格率(志願者数、合格者数)の推移。

大体10%前後です。

試験内容も特に変化が無いです。

おそらく、合格率は変わっていないと思われます。

受験者の多くが英検準1級をクリアした人と考えるとその中で10人に1人しか合格しない。

やはり難易度が高い試験だと言えます。

ちなみに英検準1級の合格率は約15%、英検2級の合格率は約25%と言われています。

試験内容とレベル・難易度

英検1級の試験の各試験項目のレベルと難易度について解説していきます。

試験で必要となる語彙レベルについてはアルク社のSVL12000を使用します。

SVL12000はアルク社が日本人学習者向けに作った12000語の英単語リストです

レベル1~12まで、各レベル1000語あります。このリストを網羅しているのが究極の英単語シリーズです。

今回は各項目で試験問題で使われている英単語をSVLのどのレベルにあるのか調査しています。

以下の調査条件としました。

  • 動詞は原形にしてSVLで割り当て
  • 副詞は形容詞に変換してSVLで割り当て
  • 複数出現する単語は1語でカウント
  • 固有名詞は除外
  • SVL12000に載っていない単語は対象外として扱う

英検1級 英単語問題のレベル難易度

英字辞書

2022年2回の英検1級の単語問題の選択肢に出現した英単語がSVL12000のどのレベルなのか調査しました。

比較のため2022年2回の英検準1級、英検2級も調査しています。

結果のグラフは以下。

英検1-2級単語問題ヒストグラム
英検1-2級語彙問題のSVL

上のグラフについて説明します。

横軸はSVLです。右に行くほど難易度が高くなります。

縦軸は頻度。どれくらい出現したかです。

英検1級が濃い青色、英検2級は薄い青です。

みれば分かるように英検1級>英検準1級>英検2級の順で並んでいます。

英検1級の単語はSVL12側にかたよってます。

実は英検1級はSVL12000に該当していない単語が多数あります。

以下のグラフのようなイメージです。

英検1-2級単語問題ヒストグラム(仮想ライン追加)
英検1-2級語彙問題のSVL

SVL10以降の単語を並べてみると以下です。

SVL英検1級英検準1級英検2級
10bolster delude elude erratic fret
impetus methodical relent smear
transcend
candid cumulative eradicate
hideous invincible momentous
muddle saturate
なし
11acquittal complicity condone
confiscate debacle defamation
demolition divulge eclectic
hegemony inundate irate
patronize poignant replenish
resilient scrupulous squint squirm
stint tarnish
imposition instill jumbleなし
12cleave confluence cryptic
dilapidated fastidious insular
polarize protrude quench salient
sojourn
bashful longitude matrimonyなし
該当なし
(SVL12000以外の単語)
antagonistic apathetic
camaraderie decry delectable
effigy egged extortion exuberance
fritter gibberish goofed intimation
lampoon levity lustrous mayhem
mustering
bystander dehydrate detectable
disproved flirtatious gravitate
ingested leered mourner outpace remodel
なし
SVL10以上の単語一覧

英検1級はレベル10以上の単語が物凄い数あることが分かります。

英検1級合格した私が今見ても意味が分からない単語が沢山ありますね。

対象外の割合は英検1級で29%、英検準1級で11%でした。

英検1級の場合、究極の英単語1~4に記載されている1.2万語の英単語を完璧に暗記しても選択肢に必ず1個以上は意味が分からない単語が出現することになります。

これが英検1級の単語問題が鬼畜と言われている理由です。

ただし、ただ合格するだけだったら、1万語程度の語彙力で合格します。

わたしも1万語の語彙力で合格しています。

その場合は語彙問題は15/25くらいの正答率。長文問題や英作文で挽回する必要があります。

私が英検1級に合格した時の英単語の勉強法を以下にまとめました。

合わせて読みたい
単語量
英検1級 語彙問題対策 合格に必要な語彙数は? 覚え方まとめ

続きを見る

英検1級 長文問題のレベル難易度

洋書

英検1級長文問題のレベル難易度は以下の2点に着目して調べてみました。

  • ボリューム
  • 単語の難易度

ボリューム

英検1級の長文問題のレベル難易度ですが、まずはどれくらいのボリュームの問題か調査しました。

以下の表は長文問題の単語量です。

英検1級英検準1級英検2級
単語量(概算)約2500語約1700語約1500語
読解時間(概算)約45分約45分約40分
英検1-2級長文問題のボリュームと回答時間

文章のボリュームは英検準1級の約1.5倍になります。

しかも英作文の時間などの兼ね合いで、回答時間は同じくらいになってしまいます。

TOEICほどでは無いですが、英検1級のリーディングはスピードも必要になります。

単語の難易度

英検1-2級長文問題ヒストグラム
英検1-2級長文問題の単語SVL

長文ゆえに、前置詞のようなSVLレベルの低い機能語が多いため難単語の割合が低く見えます。

SVL9-12までの英単語が何個使われているのか以下の表にまとめてみました。

英検1級は他の級と比較しても英SVL9~12の単語が多く使われていることが分かります。

SVL英検1級英検準1級英検2級
92093
101832
111121
12312
長文問題で使われている単語数(SVL9~12)

ですが、英検1級2022年2回の場合、長文で使われている単語の93%がSVL9までのレベルでした。

この数字は例年93-95%程度です。

長文問題で出現する語彙も他の級に比べて難しく、出現頻度も多いです。

ですが、究極の英単語3まで仕上げておけば93-95%前後は知っている単語。

あとは英検1級の長文に慣れているかが大事。

英検1級長文問題の対策については以下の記事にまとめました。

合わせて読みたい
辞書
英検1級長文リーディングは満点可能!対策・テクニック解説

続きを見る

英検1級 英作文問題のレベル難易度

万年筆

英作文の問題のレベルに関して定量的に評価できるのは以下。

そこでそれぞれについて調べてみました。

  • ボリューム
  • 模範解答の英作文で使用される語彙の難易度

英検1級 英作文に求められる文量

英検1級英検準1級英検2級
語数200~240語120~150語 80~100語
理由3つ2つ2つ
指定語句なしありあり
英検1級 英作文に求められる文量

英検1級は語数が200~240で理由3つです。

英検準1級の約1.5倍。英検2級の2倍です。

理由3つ必要で、ヒントとなる指定語句は無し。

2つはすんなり作れるけど、3つ目が出てこないってことはよくあります。

理由だしの訓練が英検準1級、2級よりも必要になります。

英検1級 英作文に求められる語彙レベル

英検1-2級英作文問題ヒストグラム
英検1-2級英作文模範解答に使用されている単語SVL

英検1級はSVL12までの単語が使われています。

あの難しい単語を覚えるだけでなく、使えないといけないのです。

具体的に使用されている単語をリストアップしてみます。

SVL英検1級英検準1級英検2級
10endangeredauthenticityなし
11supplant vibrantなしなし
12negateなしなし
該当なし
(SVL12000以外の単語)
codifying consumerism
holistic minimalism
policymakers populace
societal sustainability
urbanization wastefulness
なしなし
英検1-2級英作文模範解答で使用されていた英単語一覧

一目瞭然で英検1級の英作文では非常に高度な英単語が使われています。

さらに模範解答の英作文は非常に洗練されています。

文構造も非常に高度で、実際に模範解答レベルの文章を書くのは日本人学習者には厳しいです。

ただし、これは満点を取るというのが前提。

合格レベル(7-8割)であれば話が違ってきます。

SVL10-12レベルの単語を数語使って、あとは基本的な文型を使って書いても大丈夫です。

十分合格できます。

以下の記事で、そこまで頑張らなくても合格できる英作文の書き方をまとめました。

合わせて読みたい
英検1級ライティングの目標
万能テンプレート 英検1級エッセイ・ライティング 書き方

続きを見る

英検1級 リスニング問題のレベル難易度

ヘッドフォン

英検1級リスニング問題のレベル難易度は以下2点を調査しました。

  • WPM
  • リスニングで使われる語彙レベル

今回はなるべく同じタイプの問題で比較するため以下を調査対象としました。

  • 英検1級リスニング問題パート2
  • 英検準1級リスニング問題パート2
  • 英検2級リスニング問題第2部

WPM

英検1級英検準1級英検2級
WPM135-145語/分135-145語/分135-145語/分
英検1-2級リスニング問題WPM

面白いことに実は放送される英語のスピードはそんな変わりません。

今後英検1級の難易度を上げるとしたら、リスニング速度UPはあり得ます。

リスニングで使われる語彙レベル

英検1-2級リスニング問題ヒストグラム
英検1-2級リスニング問題に使用されている英単語SVL

英検2級と比較すると英検1級は非常に単語が難しいことが分かります。

ただし、このグラフでは英検準1級との差異が分かりません。

実際に使われた単語一覧を見てみると以下。

SVL英検1級英検準1級英検2級
10buildup cognitive
diagnose livestock
indigenous
skullなし
11dementiaなしなし
12negate venom venomousなしなし
該当なし
(SVL12000以外の単語)
neurologist prerelease
reintroduce antivenin
antivenins refrigerate
snakebite substandard
outrun thunderbolt
ascension ecosystem
treeless carnivores
overheat
corset
英検1-2級リスニング問題で使用されていた英単語一覧

こうすると分かりやすいです。

英検1級はリスニングでも難単語(SVL10以上)が出現します。

しかも、やっかいなのが分かっていないと解きにくい問題があるということ。

dementiaは認知症という意味なのですが、放送直後に直ぐに出現。

分かっていないと話の全体を理解するのが難しいです。

合わせて読みたい
白いヘッドホン
【完全版】英検1級リスニング 対策・練習法まとめ

続きを見る

英検1級 二次試験面接のレベル

マイク

二次試験面接は、試験タイプが全く異なるので比較ではなく実施内容について解説していきます。

英検1級の二次試験は社会問題について2分間のスピーチ+質疑応答です。

5つのお題から1つを選び、即興で2分間スピーチをするという高レベルの試験。

日本語でも難しい内容です。

評価項目は以下の4つ。

分野満点評価のポイント
SHORT SPEECH10与えられたトピックの中から一つを選び、
論点とその根拠をまとめ首尾一貫したスピーチを組み立てることが求められます。
INTERACTION10面接委員とのやり取りの中で、
それぞれの質問に対して臨機応変に対応し、会話を継続することが求められます。
GRAMMAR AND VOCABULARY10面接を通して、幅広い語彙・文法を
正確かつ適切に運用することが求められます。
PRONUNCIATION10面接を通して、発音・アクセント・イントネーションを
正しく運用することが求められます。

この中である程度定量的なデータを出せるのは語彙(VOCABULARY)。それと語数。

協会が面接の模範解答として公開しているのはバーチャル英検のスピーチ。

これだけだと少し足りないので、旺文社の過去問題集の解答についている面接のスピーチ3つも比較で調べました。

バーチャル英検2020過去問問題集
模範解答1
2020過去問問題集
模範解答2
2020過去問問題集
模範解答3
語数264語213語191語184語
語数比較

まず語数ですが、バーチャル英検が突出しています。264語です。これを2分で話すとなると1分辺り130語。

日本人にとってはかなり流暢なスピードです。

過去問題集にあるスピーチ原稿だと、1分間100語程度のスピードで話すことになります。

面接模範解答SVL

使われている語彙レベルについて示したのが上のグラフ。

見て分かるようにバーチャル英検は何故かSVL6以上の単語はありません。

さすがにこれではバーチャル英検は参考にならないと考えてもらった方がいいと思います。

旺文社の問題集の解答はSVL7~10くらいの単語を合計5語以上使っています。

究極の英単語3の単語を運用できるレベルまで覚える必要があります。

二次試験も非常に高度なレベルが要求される試験です。

二次試験の勉強方法については以下にまとめました。

合わせて読みたい
マイク
英検1級二次試験 面接スピーキングのコツ・練習法・対策まとめ

続きを見る

合わせて読みたい

当サイトでは英検1級、準1級などの英語試験の勉強法をシェアさせていただいております。

ライティングには特に力を入れており、テンプレートや考え方を細かく解説してあります。

テンプレートに関しては私以外の方にも実際の試験で活用いただき好評いただいています。

ツイッターコメント

また実際に私が英検1級の練習で書いた英作文を全て公開しています。

皆様の英語学習の参考になりましたら、幸いです。

英検準1級対策

英検準1級対策関連記事はこちらをご覧ください。

合わせて読みたい
スマホとイヤホン
英検準1級 リスニング問題の傾向・対策とおススメの参考書まとめ

続きを見る

合わせて読みたい
ノートの文字
【英検準1級英作文ライティング対策】テンプレート定型文・書き方

続きを見る

合わせて読みたい
3本のボールペン
【読めない】英検準1級 長文リーディングのコツ 参考書 対策まとめ

続きを見る

英検1級対策

英検1級対策関連記事はこちらをご覧ください。

合わせて読みたい
単語量
英検1級 語彙問題対策 合格に必要な語彙数は? 覚え方まとめ

続きを見る

合わせて読みたい
辞書
英検1級長文リーディングは満点可能!対策・テクニック解説

続きを見る

合わせて読みたい
英検1級ライティングの目標
万能テンプレート 英検1級エッセイ・ライティング 書き方

続きを見る

合わせて読みたい
白いヘッドホン
【完全版】英検1級リスニング 対策・練習法まとめ

続きを見る

合わせて読みたい
マイク
英検1級二次試験 面接スピーキングのコツ・練習法・対策まとめ

続きを見る

  • この記事を書いた人

ゆるゆる英語

☑ 英語学習が趣味の30代
☑ 元ブラック企業戦士
☑ アジア諸国を出張転戦
☑ TOEIC950, 英検1級所持
☑ 旧帝工学部(学部・修士)
☑ 楽しみながら英語を勉強する方法を紹介します

-英検1級その他