TOEICと英検どちらを受けようか悩んでいます。どっち受けるべきですか?どちらが難しいのでしょうか?アドバイス下さい。
こんなお悩みを解決します。
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- TOEIC950, 英検1級所持
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当サイトは「どこよりも詳しく」をモットーに英検についての勉強法をまとめております。
最近では当サイトの読者の方が英検1級に独学で合格しております。
今回は英検とTOEICの違いについて。
どちらを受けるべきか、どちらが難しいか。
結論から書いていきます。
試験 | TOEIC(L&R) | 英検 |
試験時間 | 2時間 | 1級の1次試験の場合100分 |
試験項目 | リスニング、リーディング | リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング |
大体の傾向は以下。
- ~高校生 英検がおススメ
- 大学生 TOEICがおススメ
- 英語教員 TOEIC、英検両方
- 社会人 TOEICが優先で、人により英検
これは級によります(当たり前じゃん)。
ざっくりした感覚で言うとTOEICは英検2級と英検準1級の中間くらいの問題の難易度。
ただし、試験中の忙しさはTOEICの方が大変です。
以下には何でそう思っているのかを中心に解説していきます。
TOEICと英検の違いを比較
試験 | TOEIC(L&R) | 英検 |
試験時間 | 2時間 | 1級の1次試験の場合100分 |
試験項目 | リスニング、リーディング | リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング |
一番の違いですが、英検は4技能試験なこと。
TOEIC(L&R)はリスニングとリーディングのみ。
あと、英検の場合は級によって試験内容が異なります。
そして合否がメインの試験です。
TOEICはレベルによらず、同じ試験であり、スコアによって能力を判定します。
あと英検は実際に使われているノンフィクションの記事が出題されますが、TOEICは試験の公平性を担保するためすべてフィクションです。
TOEICと英検どちらを受けるべきか
- ~高校生 英検がおススメ
- 大学生 TOEICがおススメ
- 英語教員 TOEIC、英検両方
- 社会人 TOEICが優先で、人により英検
冒頭で紹介したとおり。
それぞれ解説します。
~高校生 英検がおススメ
高校生まではTOEICよりは英検がおススメだと思います。
以下の大学だと英検準1級を持っているだけで、英語試験の点数加算または免除が出来ます。
- 秋田大学
- 埼玉大学
- 広島大学
- 長崎大学
- 宮崎大学
- 鹿児島大学
あと、学校で習っている英語の内容や国立大学の入試試験の傾向に英検は近いので対策しやすいです。
TOEICは時間内に大量に解くことが重視される試験なので、タイプが異なります。
英語の勉強に加えて、TOEICの専門的な訓練がより必要になり、勉強が大変。
あと英検準1級を持っていれば入学後に大学の単位が認定されたり、授業免除されたりできます。
英検2級が高校卒業レベルなのですが、このような入試や入学後のメリットが大きいのは英検準1級。
英検準1級を勉強することは大学入試の二次試験の対策にも直結するので目指してもいいと思います。
英検準1級の合格のコツは兎に角、英作文を頑張ること。
そのような裏ワザは以下にまとめているので読んでみて下さい。
大学生 TOEICがおススメ
大学生ならばTOEICがおススメです。
なぜなら就職活動の際に点数の提出が必須になっている企業が多いから。
私も大学生の時にTOEICを受けました。
TOEICを受けたことが無い人は取りあえずSantaアルク
Santaアルク
アジアで300万人がダウンロードしており、そのデータを使って95%の精度の実力診断試験が出来るのが特徴。
わずか3分10問でスコアが出ます。
IPテスト950点、公式905点の私で以下のように905点と超高精度。
TOEIC診断ツールは色々あるけど、Santaアルクが一番。
英語教員 TOEIC、英検両方
英語教員の方は両方受けておいた方が良いでしょう。
英検1級とか持っていると、教員採用試験の「英語」が免除されたりする県もあるはず。
あと上記試験を教員が受ける時は助成が入って安くなるようです。
社会人 TOEICが優先で、人により英検
社会人はTOEICを優先したほうがいいです。
昇進、転職時にスコアが必要になる場合が多いです。
以下のような誰でも使っている、大手の転職サービスにもTOEICのスコアを記入する欄がわざわざ設けてあります。
(TOEICを受験していてまだ記入していない方は必ず記入しましょう。)
さらに英検の場合は2級くらいまでは高校生までの学生が多く受験しています。
大人が英検を受験するのは恥ずかしいって思う人が結構います。
なので社会人の受験者が多いTOEICの方が受けやすいと言えるでしょう。
TOEICも900点くらいとると、世間的な英語力の見方は「スゴイ」になります。
そこから上の点数で何かメリットがあるかは、ほぼ無いと思います。
900点と990点では英語力には大きな違いはあるんですけどね。
ということで900点くらいあるのであれば、英検1級を目指すのが〇。
TOEICでは書いたり話したりする力は身に付きませんが、英検であれば4技能試験なので鍛えることが出来ます。
英検1級の勉強法は当サイトがどこよりも詳しく書いています。
是非当サイトの英検1級の記事を読んでみて下さい。
TOEICは英検2級と英検準1級の中間くらいの問題の難易度
TOEICが英検と比較して、どれくらい難しいか。
これは級によります。
私の感覚だとTOEICは英検2級と英検準1級の中間くらいの難易度。
ちなみに私がTOEICで900点を取った後に英検1級の過去問を解いてみましたが、30%くらいしか解けませんでした。
あと、難易度のタイプが少し違うかも。
純粋な難易度(単語の難しさ、ライティング等)は英検の方が上。
ですが、時間内に解いていくスピードって観点だとTOEICのほうがキツイです。
これを、どのように感じるかは結構個人差があります。
英検とTOEICの関係については以下の記事にまとめました。
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特に英検の英作文については実際の私の書いたものを全て公開しています。
皆様の勉強のお力に慣れましたら幸いです。
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